ホームページの表示が遅い原因と改善方法|まず試す5つのチェック
「うちのホームページ、なんだか開くのが遅い気がする…」。そう感じたら、たぶん気のせいではありません。そしてそれ、放っておくと地味にお客さんを逃しています。せっかく見に来てくれた人が、表示を待ちきれずに戻るボタンをポチッ。もったいないですよね。
先に結論から言います。ホームページが遅い原因の大半は「画像が重すぎること」です。次に多いのが「詰め込みすぎたプラグインや広告タグ」「安いレンタルサーバーの応答の遅さ」。まずやることは、Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」で今のスピードを測ること。話はそこからです。
遅いと何が困るの?(数字で見るとちょっと怖い)
「1〜2秒くらい待てばいいじゃない」と思うかもしれません。でも、お客さんは意外とせっかちです。
- Googleの調査では、表示に3秒以上かかると約53%のスマホユーザーが離脱する(待ちきれずに閉じる)。
- 海外の調査(Portent、2024年)では、1秒で開くサイトは5秒かかるサイトの約3倍、問い合わせや購入につながりやすいという結果も。
- 読み込みが3秒から5秒に伸びると、直帰率(すぐ帰る率)が大きく上がるというデータもあります。
つまり、遅さは「見た目の問題」ではなく「お客さんを取りこぼす問題」なんです。特に整体院や飲食店のように、スマホでサッと調べて来店を決める業種は影響が大きめ。
ちなみに「パソコンが重い」問題と「ホームページが遅い」問題は別物です。この記事は後者、つまりあなたのサイトを見てくれる人の画面での遅さの話。自分のPCが重いだけなら、他のサイトはサクサク開くはずです。
まず現状を測る:PageSpeed Insightsの使い方
感覚で「遅い気がする」と悩んでも前に進みません。まずは数字で見ましょう。Googleの無料ツールを使います。
結果は0〜100点で出ます。目安はこうです。
| スコア | 状態 | やること |
|---|---|---|
| 90点以上 | 優秀 | 基本そのままでOK |
| 50〜89点 | まあまあ〜要改善 | まずは70点を目標に |
| 50点未満 | 遅い | すぐ手を打ちたい |
ただし、点数そのものに一喜一憂しなくて大丈夫。本当に見るべきは「Core Web Vitals」という3つの体感指標です。むずかしそうな名前ですが、要は「読み込みの速さ・押したときの反応・画面のガタつき」の3点セット。
3つの指標をざっくり訳すと
- LCP(表示の速さ):メインの画像や文字が出るまでの時間。2.5秒以内なら良好、4秒を超えると赤信号。
- INP(反応の速さ):ボタンを押してから反応するまで。200ミリ秒以内なら良好。
- CLS(ガタつき):読み込み中に画面がガクッとずれる度合い。0.1以下なら良好。押そうとしたボタンが逃げるアレです。
この3つが「良好」に並べば、体感はかなり快適になります。
遅い原因トップ5と、その場でできる改善方法
1. 画像が重すぎる(一番多い犯人)
スマホで撮った写真はそのままだと3〜5MBもあります。これを何枚も貼ると、そりゃ重い。まずは画像を軽くしましょう。
- サイズを縮める:横幅2000pxもいりません。表示に必要なのはだいたい1200px前後。無料の「Squoosh」や「TinyPNG」で圧縮できます。
- 形式を変える:JPEGより「WebP」にすると25〜35%軽く、さらに新しい「AVIF」なら50〜70%軽くなります。今どきのブラウザはほぼ対応済みなので安心して使えます。
- 遅延読み込み(Lazy Load):画面に出る直前に画像を読む仕組み。下のほうの画像を最初から全部読まなくて済むので、初速が上がります。
2. プラグイン・タグの入れすぎ(WordPressあるある)
「便利そう」と入れたプラグインが、実は速度の足を引っ張っていることがよくあります。使っていないものは無効化ではなく「削除」まで。無効でも残っているとゴミが溜まります。SNSのボタンや解析タグの重ね貼りも見直しどころ。
3. サーバーの応答が遅い
月額200〜300円の格安プランだと、アクセスが集まったときに反応が鈍ることがあります。共用サーバーで混み合っているケースも。改善が頭打ちなら、少しグレードの高いプランへの引っ越しも選択肢です。
4. コードの余分な重さ
HTMLやCSSの余計な改行・コメントを削る「minify(ミニファイ)」や、データを圧縮して送る「gzip圧縮」で転送量が減ります。WordPressなら高速化系プラグイン1つでまとめて設定できることが多いです。
5. キャッシュ設定がない
キャッシュとは「一度読んだデータを覚えておいて、2回目から速く出す」仕組み。これが効いていないと毎回イチから読み込みます。ここもプラグインでオンにできます。
優先順位に迷ったら「画像→プラグイン→サーバー」
全部いっぺんにやろうとすると疲れます。効果が大きくて、初心者でも手を出しやすい順番はこれ。
- 画像を圧縮&WebP化(一番効く。無料でできる)
- 不要プラグインを削除(掃除するだけ)
- キャッシュをオン(プラグインで)
- それでも遅ければサーバー見直し
海外の調査(Deloitte・Google)では、たった0.1秒の改善でも購入やお問い合わせが増えたという結果があります。0.1秒って、まばたきより短い。それでも積み重なると馬鹿にできないんですね。
次の一歩
まずは今日、PageSpeed Insightsで自分のサイトを1回測ってみてください。赤や黄色が出たら、画像の圧縮から。ここまでは無料で、手も動かせます。
ただ、正直「WebP化」「キャッシュ設定」あたりは、初めてだと戸惑う人も多いところ。設定を間違えて表示が崩れると、それこそ本末転倒です。触るのが不安な方や、そもそも時間がない方は、速度改善だけをスポットでプロに頼むのもかしこい選択です。
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