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ホームページ作成費用は資産計上?経費? 分かれ目と、見積書で先にやっておくこと

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クリートーク 編集部
2026年7月27日 公開 ・ 2026年7月29日 更新 ・ 6分で読める
写真: Luca BravoUnsplash
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あなたのサイトの状況に合わせて、進め方や費用感をその場で整理します。

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「請求書が来たけど、経費でいい?資産に計上する?」で手が止まりがち。しかも年末は時間がない…。ここは先に答えから。

先に結論(即答)

  • 小規模事業の“見せる中心”のサイトは、まず広告宣伝費などの当期の経費が出発点
  • 次のどちらかに当てはまると資産計上を検討:①予約・会員・カートなどの機能がある ②更新せず1年超使う
  • 判断材料は見積書・請求書の内訳。ここが分かれていないと結論が出ません

この記事で分かること

  • 経費と資産の分かれ目と、金額基準が出てくる場面
  • 見積書で先に分けてもらう内訳と依頼文例
  • 現場で起きがちな落とし穴(ページ数見積り、ブログ、リニューアルなど)

急ぐ方はここでチャット相談へ。見積書の内訳の分け方や、機能の線引きの整理をその場で一緒に確認できます。

「原則は経費」の拠りどころと、いまの立ち位置

実務では、内容を更新する前提の会社案内やメニュー紹介などは当期の経費として処理する出発点が根強いです。かつて国税庁サイトにあった質疑応答事例(削除済み)がそのよりどころでしたが、現在は公開ページに明記がありません。一方、『週刊T&A master』(2023年11月20日号・No.1004)は、削除後も課税当局が従来の扱いを維持している旨を報じています。最終判断は顧問税理士に確認しつつ、実務慣行としては大きく変わっていない、というのが現状です。

機能部分がソフトウェアに当たる場合の耐用年数は、国税庁タックスアンサー No.5461で「その他のものは5年」と確認できます。

資産計上を検討する2つのパターン

1. 予約・会員・カートなど“動く機能”が入る

ネット予約、会員ログイン、ショッピングカート、条件で絞り込む検索などは、機能部分が無形固定資産(ソフトウェア)に該当し得ます。いっぽう、一般的なCMS導入(お知らせ・ブログ投稿など)の設定は“既製の仕組みの設定”に近く、独自開発とは区別して見られがちです。線引きは案件ごとに揺れるので、見積内訳を分けて税理士に提示するのが確実です。

2. 更新せず1年超使う(作りっぱなし)

更新がない前提だと、効果が複数年に及ぶため繰延資産長期前払費用で按分という見方が出ます。ここはソフトウェアの「5年」とは別の話で、実際の使用期間で配分する考え方です。更新の有無は税務だけでなく集客面でも重要です。

金額基準が出てくるのは「資産と決まったあと」

  • 10万円未満:使用開始年度に全額費用化の選択肢
  • 20万円未満:一括償却資産(3年均等)の選択肢
  • 40万円未満(2026/4/1取得以後):中小企業者等の少額減価償却資産の特例(要件あり/適用期限あり)。従業員要件は「400人以下」に変更

改正直後はタックスアンサー(No.5408等)の表示が追いつかない場合があります。取得日自社の要件を税理士に確認してください。税込・税抜どちらで判定するかも、自社の経理方式で変わります。

勘定科目は“1本の見積”では決まらない

  • デザイン・原稿・写真・ページ制作:広告宣伝費などの当期費用に寄りやすい
  • 機能開発(予約・会員・カート等):ソフトウェアとして資産計上の検討
  • サーバー・ドメイン・ツール利用料・保守:毎月/毎年の費用(通信費・支払手数料・外注費など)

仕訳や減価償却は会計ソフト/税理士の領分。判断に必要な材料は制作側が持っている—これが経営側の重要ポイントです。

現場からの注意点(見積・デザイン・ブログ・リニューアル)

  • ページ数見積りの落とし穴(源談):同じ“1ページ”でも工数は大きく違います。プライバシーポリシー等は軽く、TOP級のボリュームやアニメーション付きは重い。主要ページ/機能/アニメ有無を内訳に分けてもらいましょう。
  • 見ながら微調整の要望(宮川談):デザインやアニメの実装を見て都度調整する進め方は工数が膨らみやすく、途中での追加請求もしにくい。初期見積で工数を多めに確保しておく前提で合意しておくと安心です。
  • 人物写真の選び方(源談):他社でも頻出の人物画像や、サイト全体の明るさと合わない写真は浮いて安っぽく見えます。撮影が難しい場合も、トーンの統一を基準に選定を。
  • ブログ機能の扱い(宮川談):入れても更新しないと古い日付が並び逆効果(SEO面でも不利)。更新できないなら機能を外すか、更新の保守をセットで検討を。
  • リニューアルの“できていた機能”(源談):ツール変更で標準機能では足りず追加開発が必要になるケースがあります。現行で使えている機能を棚卸しし、要件として明記して見積りに反映を。
  • 公開判定のしかた(内山談):データだけでなく、自分や周囲の目でサービスの魅力が伝わるかを確認。問題なければ公開、の流れが推奨です。

ネットショップは“作り方”で会計が変わる

  • 自社サイトにカートを実装:ページ制作費と開発(カート・決済・在庫)が分かれ、資産計上の検討が現実的。
  • 外部サービス(例:月額型・手数料型):利用料・決済手数料が中心で、毎月の費用処理が素直。デザインカスタム費は別途。
  • モール出店:出店料・販売手数料は制作費ではなく毎月の費用。

どの方式かを決めた時点で、帳簿の姿もおおむね決まります。機能部分の内訳金額は後で必ず必要になります。

見積書はこう分けてもらう(依頼文付き)

  • デザイン・ページ制作
  • 原稿執筆・写真撮影
  • 機能開発(予約・カート・会員等)—該当なしは「なし」と明記
  • CMS導入・設定(WordPress等)
  • ドメイン・サーバー(初年度/翌年以降)
  • 公開後の保守・運用(月額)

依頼文例:
「お見積りありがとうございます。経理処理の都合で、上記の項目ごとに内訳をご提示いただけますか。機能開発の有無と金額、ドメイン・サーバー費が分かる形だと助かります。該当がない項目は『なし』で問題ありません。」

何をどう分ければよいか迷ったら、作業中でもチャットで一緒に確認できます。進行中の見積書・発注前の草案でもOKです。

税理士に持っていく3点セット

  • 内訳が分かれた見積書/請求書
  • 入れている(入れる予定の)機能の一覧
  • 更新予定(頻度・誰がやるか)

この3点があれば、たいてい一度で経費or資産の結論が出ます。顧問がいない場合は所轄税務署の相談窓口へ。

よくあるつまずきと対処

  • リニューアル費用:見た目の刷新だけか、機能追加かで会計が変わる。現行機能の一覧化差分の内訳を必ず。
  • 途中で機能追加:追加分を切り出し、追加請求の内訳を都度保管。
  • サーバー年払い:決算跨ぎは契約期間の分かる書類を保管(前払費用処理)。
  • 自作・無料ツール:テンプレ購入・写真素材・ドメイン・サーバーは経費。明細・領収書を保存。
  • 個人事業主:少額資産の特例は青色申告要件あり。白色は不可の選択肢に注意。

会計の都合で“必要な機能”は削らない

予約で取りこぼしが減る等の効果が見込めるなら、会計処理の煩雑さより優先です。逆に“使わない機能”は付けない。要否で決めて、内訳を分けて渡す——これで十分です。

参考出典:国税庁タックスアンサー No.5461「ソフトウエアの取得価額と耐用年数」、同 No.5408「中小企業者等の少額減価償却資産の取得価額の損金算入の特例」。
削除Q&Aの動向:栗原會計事務所「国税庁Q&A『ホームページの制作費用について』はいつ消えたか?」(WARP保存ページの対比検証)、『週刊T&A master』2023年11月20日号・No.1004「国税庁サイトから消えたHP制作費用」。

小さく始める次の一歩

  • 今の見積書に機能・主要ページ・アニメ有無の内訳があるか確認
  • 現行サイトがある人は、使えている機能の棚卸しを作成
  • ブログを入れるなら更新体制(誰が・どれくらい)を決めてから依頼

何から手をつけるか迷っている方は、無料チャットで状況を教えてください。自分で作る/依頼するの進め方を中立に整理します(作りたい・直したい・集客したい、どれでもOK)。

よくある質問
大丈夫です。内訳の粒度(機能・主要ページ・アニメの有無)を先に合意すれば、後の修正もスムーズです。変更時は差分見積を別紙でもらい保管しましょう。

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