ホームページ制作の費用相場はいくら?1,049社の公開料金を集計した実額と、見積もりの読み方
あなたのサイトの状況に合わせて、進め方や費用感をその場で整理します。
この件を相談する結論:ホームページ制作の費用は「誰が作るか」と「どこまで任せるか」でほぼ決まります。当サイト(クリートーク)に掲載している制作会社2,136社のうち、料金を公開している1,049社・7,601行の料金表を集計したところ、ホームページ制作費(下限表記)の中央値は30万円でした。ただしこの数字には後述する「公開料金の偏り」があるため、そのまま予算にせず、この記事の読み方とセットで使ってください。
- 自作は月額数百〜数千円、外注は数万〜数百万円まで幅がある
- 実データ:ホームページ30万円・LP20万円・EC30万円・保守月額1.1万円(いずれも下限表記の中央値)
- 料金を公開しているのは掲載社の49%。公開する会社は価格を強みにする会社に偏る
- 見積もりは金額の大小より「何が含まれているか」をそろえて比較する
読みながら迷ったら、無料チャットで5分相談できます。状況を伝えると、予算の立て方と進め方をその場で整理できます。
まず大前提:費用は「誰が作るか」でほぼ決まる
料金が大きく揺れるのは、作り方(自作 or 外注)とサイトの規模・目的で変わるからです。ざっくりの全体像は次の通りです。
| 作り方 | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 自作(ツール利用) | 月額0〜数千円ほど | 早く安く始めたい |
| フリーランスに依頼 | おおよそ5万〜50万円 | 予算を抑えつつ任せたい |
| 小規模な制作会社 | おおよそ30万〜100万円 | 設計や品質を重視 |
| 大手・実績豊富な会社 | 100万〜300万円以上 | 大規模やブランド重視 |
同じ「外注」でも、原稿を自分で用意するか、写真撮影を含むか、デザインをどこまで作り込むかで金額は変わります。だからこそ、次の実データは「下限の分布」として読むのが正確です。
実データ:1,049社の公開料金を集計した結果
クリートークは制作会社の公開情報を同じ基準で整理して掲載しています。その掲載データのうち、料金表を公開している1,049社・7,601行から金額を読み取り、種類別に集計しました(「30万円〜」のような範囲表記は下限を採用)。
| 種類 | 件数 | 下位25% | 中央値 | 上位25% |
|---|---|---|---|---|
| ホームページ制作(初期費用) | 696件 | 10万円 | 30万円 | 60万円 |
| LP(ランディングページ)制作 | 178件 | 10万円 | 20万円 | 33万円 |
| ECサイト制作 | 116件 | 8万円 | 30万円 | 60万円 |
| 保守・運用(月額) | 426件 | 約6,000円 | 1.1万円 | 3万円 |
価格帯の内訳(ホームページ制作費・696件):10万円未満 23%/10〜30万円 24%/30〜60万円 26%/60万円超 27%。ほぼ4等分で、「安い会社」と「60万円超の会社」が同じくらい存在します。中央値の30万円だけを見て「30万円あれば足りる」と考えるのは早計です。
また、しっかり設計から入る会社ほど料金を公開しない傾向があるため、この分布は実際の市場より安い側に寄っています(詳しくは後述)。
この表から言えることは3つあります。
- 「10万円未満」も「60万円超」も普通に存在する。相場は1つの金額ではなく、幅で捉えるのが正しい
- ECはホームページと同水準から始まるが、決済や商品登録の要件次第で上振れしやすい
- 保守費は月1万円前後が多数派。5年運用すれば60万円規模になり、制作費と同じくらい重要
この数字をそのまま予算にしてはいけない理由
集計していて分かった重要な事実があります。料金を公開しているのは掲載社の49%にとどまり、公開している会社は「価格を強みにする会社」に偏ります。じっくり設計から入る会社ほど「要件次第なので一律の料金を出せない」として公開しない傾向があるためです。
つまり上の表は「市場全体の平均」ではなく「公開されている最低ラインの分布」です。実際に見積もりを取ると、この集計値より上振れすることが多い、と見込んでおくのが現実的です。
自作はいくら?「月額」で考えるのがコツ
自作は一括の制作費より、月額・年額の固定費が中心です。最低限はこの3つです。
- ドメイン代:1年で2,000円ほど
- サーバー代:月額数百〜千円台が一般的
- 作成ツールの利用料:無料〜有料(独自ドメイン可は月額数百〜数千円)
注意点は「お金は軽いが、時間はそれなりにかかる」ことです。文章作成・写真選び・配置調整など、自分の作業時間を時給換算すると、外注と差が縮まるケースも珍しくありません。
外注費用の内訳:見積書はこう分解されている
制作会社の見積もりは、おおむね次の項目で構成されます。どの項目が入っていて、どれが「別料金」なのかが、会社ごとの金額差の正体です。
| 項目 | 中身 | 目安の割合 |
|---|---|---|
| 企画・ディレクション | 要件整理、構成設計、進行管理 | 全体の1〜2割 |
| デザイン | トップ+下層のデザイン制作 | 全体の2〜4割 |
| コーディング・実装 | HTML/CSS、CMS(WordPress等)組み込み | 全体の2〜4割 |
| 原稿・写真 | ライティング、撮影、素材購入 | 含まれない見積もりも多い |
| 保守・運用 | 更新代行、バックアップ、障害対応 | 月額で別建てが一般的 |
特に注意したいのは原稿と写真です。「原稿はお客様支給」という前提の見積もりは安く見えますが、書くのに苦労して公開が数か月遅れる、というのが現場で一番よくあるつまずきです。見積書の読み方はホームページ見積書の見方と追加費用が出やすい場所で詳しく解説しています。
費用が上がる要因・下がる要因
同じ10ページのサイトでも、次の条件で金額は数倍変わります。
- 上がる要因:オリジナルデザインの作り込み、撮影・取材、予約や会員機能、多言語対応、ページ数の多い下層設計、短納期
- 下がる要因:テンプレートの活用、原稿・写真の自社支給、ページ数を絞った構成、機能を後から段階的に追加する計画
「安くする」とは値切ることではなく、自分でやる範囲と任せる範囲の線引きを変えることです。ここを見積もり前に決めておくと、比較が一気に楽になります。
費用を抑える現実的な方法
- 目的を1つに絞る:「問い合わせを増やす」のか「採用に効かせる」のか。目的が絞れるとページ構成が小さくなり、費用も下がります
- 原稿・写真をできる範囲で用意する:全部でなくてよいので、提供できる素材を先に整理しておく
- 2〜3社から同じ条件で見積もりを取る:範囲をそろえないと金額は比較できません
- 補助金を確認する:小規模事業者持続化補助金など、ホームページ関連費に使える制度があります。詳しくはホームページ制作に使える補助金の記事にまとめました
「格安」をうたう会社と中堅の会社で何が違うのかは、格安と中堅の制作会社の違いで具体的に比較しています。
制作後にかかる費用も忘れずに
公開して終わりではなく、次の費用が続きます。
- 保守・運用費:実データでは月額中央値1.1万円。内訳と相場は保守費用の実データ記事(219社集計)で詳しく
- ドメイン・サーバー代:年数千円〜
- 更新・改修費:スポットで1回数千円〜数万円。修正費用の相場も参考に
数年後の作り直し(リニューアル)は新規制作と近い費用感になります。リニューアル費用の相場も合わせてどうぞ。
よくある質問
Q. 10万円以下でも作れますか?
作れます。実データでも下位25%は10万円で、テンプレート活用+原稿支給なら数万円台の会社もあります。ただし「デザインの作り込み」「原稿作成」「撮影」は含まれないことが多いので、含まれる範囲を必ず確認してください。
Q. ページ数で費用は決まりますか?
ページ数は要素の1つにすぎません。同じ5ページでも、テンプレートか完全オリジナルか、原稿を誰が書くかで数倍変わります。「ページ単価いくら」だけの見積もりは、中身の確認が必要です。
Q. 月額0円をうたうサービスは安いですか?
初期費用が無料でも、月額制で長期契約になっている場合、総額では一括制作より高くなることがあります。契約期間×月額の総額と、解約時にサイトが残るか(データの所有権)を確認してください。
Q. 相場より安い見積もりは危険ですか?
安い=悪いではありません。テンプレート活用や範囲の絞り込みで正当に安い会社は多くあります。危険なのは「何が含まれるか答えられない安さ」です。内訳を質問して、明確に答えられるかで判断してください。
まとめ:金額より先に「範囲」を決める
実データの通り、費用は10万円から60万円超まで幅があり、どこに収まるかは「誰が作るか・どこまで任せるか」で決まります。予算を先に固定するより、目的と範囲を先に決めて、同じ条件で2〜3社を比べるのが遠回りに見えて最短です。
自分のケースでいくらになりそうか知りたい方は、チャットで状況を伝えてみてください。実際に作られたサイトを事例から探すで見て、費用感の近い会社に直接相談することもできます。
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