ホームページの作り直しは必要?7つの判断基準で見分ける
あなたのサイトの状況に合わせて、進め方や費用感をその場で整理します。
この件を相談する「うちのホームページ、そろそろ作り直したほうがいいのかな…」。でも、いざ作り直すとなると費用も手間もかかるし、そもそも本当に必要なのか判断がつかない。そんなモヤモヤ、抱えていませんか。
先に結論です。 ホームページの作り直しが必要かどうかは、公開してからの年数ではなく「今のサイトが機会損失を生んでいるか」で判断します。目安は、下で紹介する7つのサインのうち2つ以上に当てはまるか。1つだけなら、多くの場合は部分修正で足ります。まるごと作り直すのは、問い合わせ減が続いていて部分修正では追いつかないと分かったときで大丈夫です。
この記事を読むと分かること:
- 作り直すべきか、部分修正で済むかを見分ける7つの判断基準
- 「何年たったら作り直し」という年数の目安の、正しい受け止め方
- 作り直しと部分修正、それぞれの費用のざっくりした目安と、失敗しない手順
「自分のサイトはどっちだろう?」と迷ったら、記事末の無料チャット相談で今のURLを見ながら「直す?作り直す?」の目安を整理できます(登録不要)。
まず自分のサイトをチェックしてみる
難しい話の前に、今の状態をざっとチェックしてみましょう。心当たりが多いほど、テコ入れのサインです。
3つ以上チェックが付いた方は、「そろそろ手を入れどきかも」と考えていいタイミング。ただし、全部を作り直す必要があるとは限りません。ここが今日いちばん大事なところです。
「何年で作り直し」という年数の目安の受け止め方
ネットで調べると「サイトは3〜5年で作り直し」という話をよく見かけます。実際、企業サイトが3〜5年ごとに見直されるケースは多いようです。海外の調査(Orbit Media「Website Statistics」2016年、1,000以上のサイト所有者が対象)では、平均で約2年10か月ごとに作り直されているというデータもあります。ただしこれは主にアメリカのサイトが対象なので、日本の中小事業者にそのまま当てはまるわけではありません。
ちゃんと更新できる仕組み(CMS=管理画面から自分で編集できるシステム)で運用されているサイトなら、7年以上バリバリ現役ということもあります。逆に、公開して1年でも事業が大きく変われば合わなくなる。
つまり年数は「そろそろ点検しよう」という目覚まし時計。作り直すかどうかは、年数ではなく中身で決めるのが正解です。
作り直しが必要かを見分ける7つの判断基準
ここからが本題。次の7つを一つずつ見てください。判断のラインはあとで表にまとめるので、まずはサインを知りましょう。
1. スマホで見づらい
今やWebアクセスの過半数、世界では約7割以上がスマホからと言われます。さらにGoogleはスマホ版の見え方を基準に検索順位を評価する仕組み(モバイルファーストインデックス)にすでに完全移行済みで、PC専用の巡回は基本的に行われていません。つまりスマホで崩れているサイトは、検索でも不利になりやすいということ。拡大しないと文字が読めない、ボタンが押しにくい、というなら要注意です(対策はスマホ非対応のホームページの直し方で解説)。
2. 表示が遅い
表示速度は、思っている以上に成果に直結します。Googleの調査(Think with Google, 2017年)では、表示が1秒から3秒に伸びると直帰率(開いてすぐ帰る率)が約32%、1秒から5秒だと約90%増えるとされています。目安は3秒以内。速度は感覚ではなく、無料ツールのPageSpeed InsightsやGTmetrixで計測できます。表示の速さの目安になるLCP(一番大きな要素が表示されるまで)は2.5秒以内、レイアウトのガタつきを表すCLSは0.1未満がひとつの基準です(ホームページが遅いときの原因と直し方もどうぞ)。
3. 問い合わせ・予約が減った、または増えない
アクセス解析(GA4)で見て、訪問数が明らかに落ち込んでいるなら注意信号です。ただし数字の増減は、季節性や業種、広告の有無でも大きく変わります。数字が下がっていること自体で結論を出すより、「なぜ下がったのかを調べるサイン」として受け止めるのが安全です。ちなみに海外のWebデザイナー調査では、作り直しの理由の第1位に「問い合わせや成約につながらない(低いコンバージョン率)」が挙がっています。人は来ているのに問い合わせが増えないなら、導線の設計を見直すタイミングです。
4. 問い合わせ・予約への導線が弱い
「電話する」「予約する」「問い合わせる」ボタンが分かりにくい、または見当たらない。これ、実はよくある失敗です。せっかく興味を持ってくれても、次の一歩が見えないと人は帰ってしまう。まずスマホで自分のサイトを開き、「予約したい人が3秒で押せるボタンがあるか」を確かめてみてください。
5. 事業内容とサイトが食い違っている
メニューや料金が変わった、新サービスを始めた、店舗が移転した——なのにサイトは昔のまま。これは訪問者を混乱させ、信頼も損ないます。ここは作り直しというよりまず更新で直せることが多い項目です。
6. 情報が詰め込まれすぎて読みにくい
あれもこれもと載せた結果、どこを見ればいいか分からない。テキストや画像を欲張ると、かえって迷子を生みます。情報の整理は、作り直しで一番効果が出やすいポイントのひとつ。「一番伝えたいこと1つ」に絞れているか、見直してみましょう。
7. セキュリティやシステムが古い
URLが「https」ではなく「http」のまま(鍵マークが出ない)、使っているシステムのサポートが終了している、画像が荒い/出所(著作権)が分からない——こうした場合は放置が危険。ここは「見た目より先に土台を直す」判断になります。
作り直しと部分修正、どっちを選ぶ?判断の基準表
7つのサインを踏まえて、進む方向を1枚の表に整理しました。何個当てはまるか、どこに当てはまるかで見てください。
| 当てはまるサイン | おすすめの進め方 |
|---|---|
| 1つだけ(内容や画像のズレが中心) | 更新・部分修正で対応 |
| 2つ以上(スマホ・速度・導線に及ぶ) | 部分的な改修を検討 |
| 問い合わせ減が続く/土台(システム・セキュリティ)が古い | 全体リニューアルを検討 |
| どれか迷う | まずGA4で「人は来ているか/どこで離脱しているか」を確認 |
ポイントは、いきなり全部作り直さないこと。文言や画像を直すだけで解決するのに、まるごと作り直すのはもったいない。逆に、土台が古いのに小手先で直しても効果が出ず、二度手間になることもあります。
迷ったらGA4で3つだけ確認する
「調べろと言われても、どこを見れば…」という方へ。Googleアナリティクス(GA4)を入れているなら、次の3つを見るだけで判断材料になります。
これを見ずに作り直すと、実は成果を生んでいたページまで消してしまうことがあります。よく見られているページは、作り直し後も引き継ぐ設計にすると安心です。GA4を入れていない場合は、無料なので設置から始めるのがおすすめです。
費用の目安(部分修正 vs 作り直し)
気になるお金の話も、ざっくりの目安を。地域差や契約形態、依頼先によって幅が大きいので、参考値として見てください。制作会社には「着手・確認・公開」といった最小の作業単位があるため、1文字だけの修正でも数千円〜1万円台からになることが多いです。
| やること | 費用の目安(幅あり) | こんなときに |
|---|---|---|
| 文言の部分修正 | 1件あたり数千円〜(最小作業単位あり) | 料金やメニューの変更 |
| 画像の差し替え・追加 | 作業内容により数千円〜(撮影・加工が入ると上振れ) | 写真を新しくしたい |
| 月額の更新代行 | 月2万〜10万円ほど | こまめに更新したい |
| 小規模サイトのリニューアル | おおよそ30万〜100万円ほど | 全体を作り直したい |
| 中規模サイトのリニューアル | 100万〜300万円ほど | ページ数が多い |
「部分修正で数か所直すつもりが、あちこち直したくなって結局リニューアルと変わらなかった」というのは、よくある展開。先に「どこを直せば成果が変わるか」を見極めると、ムダな出費を防げます。価格帯ごとにできることはリニューアル費用相場の記事にまとめています。
自分の場合いくらになりそうか、条件を入れて試算してみましょう。
※ 一般的な相場からの概算です。実際の費用は内容・依頼先により変わります。
作り直すと決めたら、SEOで損しないために
リニューアルで一番もったいないのが、作り直したら検索順位がガクッと下がる失敗。とくにURLが変わるときは要注意です。旧URLから新URLへ301リダイレクト(引っ越し先の転送設定)を必ず入れて、Googleサーチコンソールで新しいサイトマップを送信・更新しておきましょう。これだけで、これまで積み上げた検索評価をなるべく引き継げます。
依頼先を探すときは、価格の安さだけで決めず「今のサイトの課題を一緒に整理してくれるか」を見ると失敗しにくいです。依頼先を選ぶ基準と初回相談で聞くべき質問リストや、見積書の見方も参考にどうぞ。
よくある質問
まとめ:迷ったら「機会損失」で判断する
ホームページの作り直しが必要かどうかは、年数ではなく「今のサイトがチャンスを逃していないか」で決まります。7つのサインが2つ以上あれば検討のライン。でも、いきなり全部作り直す必要はなく、多くは部分修正やGA4での確認から始められます。
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