クリートークホームページ制作の、最初の相談先
ホームページ制作

ホームページをリニューアルしてもドメインはそのまま使える。確認すべき5点

C
クリートーク 編集部
2026年7月22日 公開 ・ 11分で読める
この記事の内容、チャットで相談できます

あなたのサイトの状況に合わせて、進め方や費用感をその場で整理します。

この件を相談する

ホームページを作り直すとき、「今のアドレスはそのまま使えるのか」は最初に気になるところだと思います。名刺にもチラシにも載っている住所なので、変わってしまうと困ります。

先に結論です。ドメイン(example.co.jp のようなアドレス)は、リニューアルしてもそのまま引き継げます。中身を作り直すことと、住所を変えることは別の話だからです。特別な事情がなければ、そのまま使うほうが有利です。

ただし、引き継ぎ自体はできても、確認しておかないと事故になるところが五つあります。

  • 1. 今のドメインを自分が動かせないこと。前に頼んだ制作会社の管理下のままだと、引き継ぎ作業が始められません
  • 2. そもそもサーバーを変える必要があるのか。ここが分かれ道で、変えないなら次の2つはほとんど心配しなくて済みます
  • 3. メールが止まること。ドメインはホームページだけでなく、info@example.co.jp のようなメールアドレスにも使われています
  • 4. 切り替えのときに、一時的につながらない時間が出ること
  • 5. ページのアドレスが変わるとき、古いリンクが切れること

この五つは、どれも専門知識なしで自分で確認できます。作業自体を制作会社に頼む場合でも、確認を先に済ませておくほど話が早く進みますし、抜けも起きません。順に見ていきます。

なぜ、そのままのほうがいいのか

ドメインを変えずに中身だけ新しくする利点は、大きく二つあります。

ひとつはこれまでの検索評価を引き継げることです。他社サイトから貼られたリンクや、検索エンジンがそのアドレスに対して積み上げてきた評価は、ドメインに紐づいています。ドメインを変えると、その紐づけを張り直すことになります。

もうひとつは紙とネットの両方に載っている住所を変えずに済むことです。名刺、封筒、看板、チラシ、Googleビジネスプロフィール、SNSのプロフィール欄。ドメインを変えると、これらを全部直すことになります。小さな会社ほど、この手間は無視できません。

なお、どうしてもドメインを変える場合でも、後述する転送設定を正しく行えば検索評価の多くは引き継げます。ただし紙の印刷物や外部サイトのリンクは自動では直らないので、やはり手間は残ります。

変えたほうがよいのは、社名やお店の名前が変わった、まったく別の事業に切り替える、今のドメインが覚えにくくて実害が出ている、といった場合です。当てはまらないなら、そのままで問題ありません。

1. 今のドメインを、自分が動かせる状態か確認する

ここが最初の関門です。リニューアルで別の制作会社に頼もうとしたときに、ドメインが前の会社の管理下にあって手が出せない、という詰まり方をすることがあります。しかもこれは、話が進んでから発覚すると厄介です。

次の順番で確認してください。上から順に、自分だけでできることです。

  • 契約先を探す。ドメイン代を毎年どこかに払っているはずです。クレジットカードの明細や、年に一度届く更新のお知らせメールを検索してみてください。「お名前.com」「ムームードメイン」「エックスサーバー」などの名前が出てくれば、そこが契約先です。
  • 管理画面にログインしてみる。IDとパスワードが手元にあってログインできるなら、自分で管理できている状態です。ここまで確認できれば、いちばん大きな不安は消えます。
  • ログイン情報が分からないときは、先に再設定を試す。前の担当者しか知らないと思い込む前に、契約先のログイン画面で「パスワードをお忘れの方」から、自社のメールアドレスで再設定を試してみてください。自社名義で契約されていれば、これで入れることがあります。
  • 登録者名を調べる。「Whois検索」と呼ばれる、ドメインの登録情報を調べる仕組みがあります。「whois 検索」で出てくるサイトに自分のドメインを入れると、登録者として自社名が出るのか、制作会社の名前が出るのかが分かります。ただし、どこまで表示されるかはドメインの種類や登録会社によって違うので、何も出なくても異常ではありません。

ここまでやって自分では動かせないと分かった場合に、初めて前の制作会社へ連絡します。順番が大事で、事実を握ってから連絡するほうが話が早いです。「ドメインはどちらで契約されていますか。登録者名義と、管理画面のIDとパスワードをいただけますか」と具体的に聞けます。

前の会社の管理下だったとしても、多くの場合は名義変更や管理の移し替えができます。ただ連絡がつかないと止まってしまうので、リニューアルの計画を立てるより先に確認しておいてください。

2. そもそもサーバーを変える必要があるのかを決める

リニューアルの相談を始めると、「サーバーも新しくしましょう」と提案されることがあります。ここは流れで決めずに、いったん立ち止まってください。この記事で扱う面倒ごとの大半は、サーバーを変えるかどうかで決まります。

サーバーは今のまま変えず、中身だけ作り直すこともできます。この形なら、ドメインもネームサーバーも触りません。メールの引っ越しも不要ですし、切り替え時につながらない時間もほとんど出ません。つまり、このあとの3と4はほぼ気にしなくてよくなります。今のサーバーに大きな不満がないのであれば、これがもっとも安全で、確認することも少なくて済みます。

サーバーを変えたほうがよいのは、今のサーバーが古くて新しい仕組みが動かない、表示が明らかに遅い、容量が足りない、といった具体的な不満があるときです。「リニューアルだから一式新しく」と流れで決めてしまうと、避けられたはずの作業と危険を自分で増やすことになります。

依頼する前に、「今のサーバーのままで作り直すことはできますか。変えたほうがよいなら、その理由を教えてください」と聞いてみてください。理由を説明してもらったうえで判断すれば、納得して進められます。

ここで「変えない」と決められたなら、この先は5だけ読めば足ります。変える場合は、3と4を確認してください。

3. 独自ドメインのメールを止めない

サーバーを変える場合、これがいちばん見落とされます。ドメインは、ホームページの住所であると同時に、info@example.co.jp のようなメールアドレスの一部としても使われています。何も考えずに切り替えると、これまで届いていたメールが受け取れなくなることがあります。

まず、メールを実際にどこで受けているかを調べる

これは自分で確認できます。普段使っているメールソフトやアプリの設定を開き、「受信サーバー」の欄に何と書いてあるかを見てください。Outlook、Thunderbird、iPhoneの「メール」アプリなら、アカウント設定の中にあります。

  • 契約しているレンタルサーバー会社の名前が入っている、または mail.example.co.jp のように自社のドメインが入っている … サーバー上でメールを受けている可能性が高いです
  • imap.gmail.comoutlook.office365.com … GmailやMicrosoft 365で受けています。ただし次の追加確認をしてください

GmailやMicrosoft 365を使っている場合に一つ注意があります。たとえばGmailの設定にある「他のアカウントのメールを確認」に独自ドメインのアドレスが登録されていたり、サーバー側で独自ドメイン宛てのメールをGmailに転送していたりすると、見ている場所はGmailでも、メールの実体はサーバー上にあります。この場合はサーバーを移すと止まります。Gmailの設定画面を開いて、独自ドメインのアドレスが登録されていないか確認しておいてください。

どの説明にも当てはまらない、あるいは設定画面が見つからないときは、無理に判断しないでください。2に戻って「サーバーを変えない」を選べるなら、この判断自体が不要になります。

サーバー上でメールを受けている場合

メールも一緒に引っ越しが必要です。新しいサーバーで同じメールアドレスを作り直し、過去のメールを移す作業が発生します。

ここで、読者本人にしかできない準備が二つあります。作業を頼む場合でも、これは自分でやっておいてください。

  • 使っている独自ドメインのメールアドレスを全部書き出すinfo@ だけでなく、代表者個人のアドレス、スタッフ用、問い合わせフォームの送信用など、意外と増えています。伝え漏れたアドレスは作り直してもらえず、そのまま消えます
  • 各アドレスのパスワードが手元にあるか確認する。新しいサーバーで設定し直すときに必要になります

そのうえで制作会社には「メールも今と同じアドレスで使い続けたい」と最初に伝えてください。これを言わないと、ホームページだけ移してメールが取り残されることがあります。

GmailやMicrosoft 365で受けている場合

この場合はメール自体は影響を受けにくいのですが、油断できない条件が一つあります。ネームサーバー(そのドメインの案内役をどこが担当するかの設定)ごと新しいサーバー会社に移す場合、メールの宛先を示す設定も一緒に移し替えないと、GmailやMicrosoft 365を使っていてもメールが届かなくなります。これは実際に起きやすい事故です。

難しい理屈を覚える必要はありません。依頼するときに「メールはGoogle(またはMicrosoft)で受けています。切り替えでメールが止まらないようにしてください」と伝えておけば、必要な設定も含めて対応してもらえるはずです。念のため、切り替えが済んだら自分宛てにテストのメールを送って、届くことを確かめてください。

もうひとつ、素人でもできる保険があります。切り替え前に、今のメール設定の画面を写真に撮っておくことです。元の状態が残っていれば、何かあったときの復旧が早くなります。

4. 切り替えの日に、つながらない時間が出ることがある

これもサーバーを変える場合の話です。

「どのサーバーを見に行くか」という情報は、インターネット上のあちこちに一時的な控えが保存される仕組みになっています。そのため、設定を変えても全体に行き渡るまでに時間がかかります。お名前.comのヘルプ「DNS設定の変更手続きをしてから有効になるまでの期間は?」には、この控えが保持されるため、変更が完了するまでに「通常、数時間から72時間程を要します」と記載があります(2026年7月時点)。

この間は、見る人によって新しい画面と古い画面のどちらが見えるかが混ざります。自分に古い画面が見えていても他の人には新しい画面が見えている場合もありますし、その逆もあります。

原因は自分のパソコンだけとは限りません。使っているルーターや社内のネットワーク、契約しているプロバイダー側にも控えが残っているため、パソコンを再起動しても直らないことがあります。自分の環境だけの問題かを切り分けたいときは、スマートフォンのWi-Fiを切って、モバイル回線で見てみてください。同じWi-Fiにつないだままだと同じ経路を通るので、切り分けになりません。

対策として、自分でできることは二つあります。

  • 切り替えは週末や営業時間外に寄せる。問い合わせが多い時間帯を避けるだけで、影響を小さくできます
  • 切り替え直後に大きな告知やキャンペーンを重ねない。見えている人と見えていない人が混ざるので、効果が読めなくなります

なお、制作会社によっては、切り替え前に控えの保持時間を短くしておくことで待ち時間を縮める段取りを取ってくれることがあります。ただしこれは事前の作業なので、公開日が決まっているなら切り替えの数日前までに「公開日が決まっているので、早く反映されるよう準備してもらえますか」と相談してください。

5. ページのアドレスが変わるなら、転送を頼む

ここはサーバーを変えるかどうかに関係なく、確認が必要です。ドメイン(example.co.jp の部分)はそのままでも、その先のページのアドレスは変わることがあります。たとえば example.co.jp/company.htmlexample.co.jp/about/ になる、といった具合です。

このとき何もしないと、アドレスが変わったページについては、検索結果や他社サイトから貼られていた古いリンクが「ページが見つかりません」になります。そのページに積み上げた評価も引き継がれないことがあります。

対策は「リダイレクト」と呼ばれる転送設定で、古いアドレスに来た人を新しいアドレスへ自動で送るものです。新しいサイトがWordPressで作られているなら、リダイレクト用のプラグインを使ってページごとの転送を自分で設定することもできます。ページ数が少なければ、これで足ります。

ひとつ注意があります。レンタルサーバーの管理画面にある「サイト転送」「URL転送」といった名前の機能は、多くの場合サイト全体やフォルダ単位でまとめて転送するもので、ページごとに行き先を変える用途には使えないことが多いです。管理画面を探して見つからなくても、間違いではありません。

ページ数が多い、規則性がなく1本ずつ対応が必要、という場合は依頼したほうが現実的です。その場合は見積もりの段階で「今のページのアドレスが変わる場合、古いアドレスからの転送設定(301リダイレクト)は作業に含まれていますか」と確認してください。含まれていない見積もりもあります。

そのまま使えるチェックリスト

ここまでの内容を、確認事項としてまとめます。作業を頼む場合でも、この5点を自分で確かめて伝えられれば、行き違いはほとんど起きません。

  • 1. ドメインの契約先が分かり、管理画面にログインできる(できなければ前の制作会社に確認中)
  • 2. サーバーを変える必要が本当にあるのか、理由を聞いたうえで決めている
  • 3. (変えるなら)メールを実際にどこで受けているかを把握している。サーバー上なら、使っているアドレスを全部書き出してある
  • 4. (変えるなら)切り替え日を、問い合わせの少ない時間帯に寄せてある
  • 5. ページのアドレスが変わる場合、転送を自分でやるのか見積もりに含めるのかが決まっている

詰まったときは

途中まで進めたものの、「契約先までは分かったけれど、受信サーバーの欄に書いてある名前が何なのか判断できない」というように止まってしまうことはあると思います。そういう半端なところこそ、聞いてもらえれば早く片づきます。

クリートークでは、チャットで相談を受け付けています。自分で進めている途中の確認にも、「制作会社からこう返ってきたけれど、これで大丈夫ですか」という読み合わせにも使ってください。ご自身で確認して解決できるなら、それがいちばん早くて費用もかかりません。どうしても手に負えないとなったときに、あらためて頼める先を一緒に探せば十分です。

まとめ

リニューアルしてもドメインはそのまま引き継げますし、特別な事情がなければそのほうが有利です。確認するのは冒頭の五つ、ドメインを自分が動かせるか、サーバーを変える必要が本当にあるか、メールを実際にどこで受けているか、切り替え時の時間差、ページの転送です。どれも専門知識なしで確認できます。とくに二つめで「変えない」と決められるなら、それだけで面倒の大半は消えます。まず自分で確かめてから、相談に進んでください。

ホームページと集客の悩み、無料でチャット相談できます

今の状況に合わせて、AIがあなたに合う「次の一歩」を中立に整理します。登録不要・その場で回答。しつこい営業はありません。

無料でチャット相談する →
クリートーク

読みながら気になったこと、そのまま聞けます。登録不要・相談無料。

チャットで相談する