ホームページをリニューアルしてもドメインはそのまま使える?SEOとメールを守る5つの確認
あなたのサイトの状況に合わせて、進め方や費用感をその場で整理します。
この件を相談するホームページを作り直すとき、「今のホームページのアドレス(URL)やドメインはこのまま使えるのか」は最初に気になるところだと思います。名刺やチラシなどの紙媒体、GoogleビジネスプロフィールやSNSのプロフィール欄にも載っている住所なので、変わってしまうと困ることが多いです。
先に結論です。ドメイン(example.co.jp のような部分)は、ホームページをリニューアルしてもそのまま引き継げることが多いです。ホームページの「中身を作り直すこと」と、「住所(ドメイン)を変えること」は別の話だからです。特別な事情がなければ、そのまま使うほうが有利と見られます。
ただし、ドメインをそのままにしても、確認しておかないと事故やアクセス減少につながるところが五つあります。
- 1. 今のドメインを自分が動かせないこと。前に頼んだ制作会社の管理下のままだと、リニューアルの作業自体が始められないことがあります
- 2. そもそもサーバーを変える必要があるのか。ここが分かれ道で、変えないなら次の2つはかなり心配しなくて済むことが多いです
- 3. 独自ドメインのメールが止まること。ドメインはホームページだけでなく、
info@example.co.jpのようなメールアドレスにも使われています - 4. DNS切り替えのときに、一時的につながらない時間が出ること
- 5. ページのURL(アドレス)が変わるとき、古いリンクや検索結果から404(ページが見つかりません)になること
この五つは、どれも専門知識なしで「自分で確認」できます。作業自体を制作会社に頼む場合でも、確認を先に済ませておくほど話が早く進みますし、SEOやメールのトラブルも起きにくくなります。順に見ていきます。
ホームページをリニューアルしてもドメインを変えないほうが良い理由
ドメインを変えずに中身だけ新しくする利点は、大きく二つあります。
ひとつはこれまでの検索評価やアクセスを落としにくいことです。他社サイトから貼られたリンクや、検索エンジンが積み上げてきた評価は、ドメインと、個々のページのURL(アドレス)の両方に紐づいていると見られます。ドメインを変えると、これまでのURLとは別物と見なされるため、その紐づけを一度リセットして、時間をかけて張り直すことになります。
もうひとつは紙とネットの両方に載っている住所を変えずに済むことです。名刺やチラシなどの紙媒体、看板、Googleビジネスプロフィール、SNSのプロフィール欄など、ドメインを変えるとこれらを全部直すことになります。中小企業ほど、この手間とコストは無視しにくいです。
なお、どうしてもドメインを変える場合でも、後述する301リダイレクト(恒久的な転送)を正しく行えば、検索評価のかなりの部分を時間をかけて引き継げることが多いです。ただし完全に元通りになるとは限らず、反映にも時間がかかります。紙の印刷物や外部サイトのリンクは自動では直らないので、やはり手間は残ります。
ドメインを変えたほうがよいのは、社名やお店の名前が変わった、まったく別の事業に切り替える、今のドメインが長すぎて覚えにくく実害が出ている、といった場合が多いです。当てはまらないなら、既存ドメインをそのまま使う前提で考えてよいことが多いです。
1. リニューアル前に今のドメイン管理と有効期限を確認する
ここが最初の関門です。リニューアルで別の制作会社に頼もうとしたときに、ドメインが前の会社の管理下にあって手が出せない、あるいはドメインの有効期限が迫っているといった詰まり方をすることがあります。しかもこれは、話が進んでから発覚すると厄介です。
次の順番で確認してください。上から順に、自分だけでできることです。
- 契約先を探す。ドメイン代を毎年どこかに払っているはずです。クレジットカードの明細や、年に一度届く更新のお知らせメールを検索してみてください。「お名前.com」「ムームードメイン」「エックスサーバー」などの名前が出てくれば、そこが契約先であることが多いです。
- ドメインの有効期限を確認する。契約先の管理画面にログインすると、そのドメインの有効期限(更新期限)が表示されていることが多いです。リニューアルの作業期間中に期限が切れそうな場合は、先に更新しておくと安心です。
- 管理画面にログインしてみる。IDとパスワードが手元にあってログインできるなら、自社で管理できている状態です。ここまで確認できれば、いちばん大きな不安は一つ減ります。
- ログイン情報が分からないときは、先に再設定を試す。前の担当者しか知らないと思い込む前に、契約先のログイン画面で「パスワードをお忘れの方」から、自社のメールアドレスで再設定を試してみてください。自社名義で契約されていれば、これで入れることがあります。
- 登録者名(名義)をWhoisで調べる。「Whois検索」と呼ばれる、ドメインの登録情報を調べる仕組みがあります。「whois 検索」で出てくるサイトに自分のドメインを入れると、登録者として自社名が出るのか、制作会社など別の名前が出るのかが分かる場合があります。ただし、代理公開や情報非公開の設定になっていると登録者名自体が表示されないことも多いので、「制作会社名が出ていない=自社名義」とは限りません。
ここまでやって自分では動かせないと分かった場合に、初めて前の制作会社へ連絡します。順番が大事で、事実を握ってから連絡するほうが話が早いです。「ドメインはどちらで契約されていますか。登録者名義と、管理画面のIDとパスワードをいただけますか」と具体的に聞けます。
前の会社の管理下だったとしても、多くの場合は名義変更や管理の移し替えができます。ただ連絡がつかないと止まってしまうので、リニューアルの計画を立てるより先に確認しておいてください。
ドメインだけ別会社に移管したい場合
「前の制作会社からドメインだけを自社側に移したい」「サーバーはそのままで、ドメイン管理だけ別の会社に変えたい」という相談もよくあります。これはドメイン移管と呼ばれます。
ドメイン移管自体は可能なことが多いですが、ネームサーバー(DNS)の設定変更が絡み、メールやホームページの表示に影響することもあります。最初からいきなり移管だけを進めるよりも、まず現在の契約先と管理状態を把握したうえで、制作会社に「リニューアルのタイミングで移管も含めて相談したい」と伝えるほうが安全です。
2. ホームページリニューアル時にサーバーを変えるべきか判断する
リニューアルの相談を始めると、「サーバーも新しくしましょう」と提案されることがあります。ここは流れで決めずに、いったん立ち止まってください。この記事で扱う面倒ごとの大半(メール停止・DNS切り替え・設定のやり直しなど)は、サーバーを変えるかどうかで決まることが多いです。
サーバーは今のまま変えず、中身だけ作り直すこともできます。この形なら、通常はドメインもネームサーバー(DNS)も触りません。メールの引っ越しも不要ですし、切り替え時につながらない時間もかなり出にくくなります。同じサーバーで、DNSやメール周りの設定を変更しない前提であれば、一般的な小規模サイトでは3と4で説明するようなトラブルはかなり起きにくくなります。
サーバーを変えたほうがよいのは、今のサーバーが古くて新しいCMS(WordPressなど)が動かない、表示が明らかに遅い、容量が足りない、セキュリティ面で不安がある、といった具体的な不満や制約があるときです。「リニューアルだから一式新しく」と流れで決めてしまうと、避けられたはずの作業と危険を自分で増やすことになります。
依頼する前に、「今のサーバーのままでホームページを作り直すことはできますか。もしサーバーを変えたほうが良いなら、その理由を教えてください」と聞いてみてください。理由を説明してもらったうえで判断すれば、納得して進められます。
ここで「サーバーは変えない」と決められたなら、この先はURLとリダイレクトに関する5だけ読めば足りることが多いです。サーバーを変える場合は、3と4も必ず確認してください。
3. サーバー移転で独自ドメインメールが止まらないようにする
サーバーを変える場合、これがいちばん見落とされます。ドメインは、ホームページの住所であると同時に、info@example.co.jp のような独自ドメインメールアドレスの一部としても使われています。何も考えずにサーバーを切り替えると、これまで届いていたメールが受け取れなくなることがあります。
メールを実際にどこで受けているかを自分で確認する
これは自分で確認できます。普段使っているメールソフトやアプリの設定を開き、「受信サーバー」の欄に何と書いてあるかを見てください。Outlook、Thunderbird、iPhoneの「メール」アプリなどでは、アカウント設定の中にあります。
画面によって少し名称が違いますが、次のような表記を探します。
- 「受信サーバー」「受信メールサーバー」
- 「IMAPサーバー」「POPサーバー」
似た名前で「送信サーバー」「SMTPサーバー」もありますが、ここでは受信側の設定を確認します。
- 契約しているレンタルサーバー会社の名前が入っている、または
mail.example.co.jpのように自社のドメインが入っている … サーバー上でメールを受けている可能性が高いです imap.gmail.comやoutlook.office365.comなど … GmailやMicrosoft 365で直接受けている形のことが多いですが、次の追加確認をしてください
GmailやMicrosoft 365を使っている場合に一つ注意があります。たとえばGmailの「アカウントとインポート」設定にある「他のアカウントのメールを確認」で独自ドメインのアドレスが登録されていたり、サーバー側で独自ドメイン宛てのメールをGmailに転送していたりすると、見ている場所はGmailでも、メールの実体はサーバー上にあることがあります。この場合はサーバーを移すとメールが止まります。GmailやMicrosoft 365の管理画面を開いて、独自ドメインのアドレスがどのように設定されているかを確認しておいてください。
どの説明にも当てはまらない、あるいは設定画面が見つからないときは、無理に判断しないでください。2に戻って「サーバーを変えない」を選べるなら、この判断自体が不要になります。
レンタルサーバー上で独自ドメインメールを受けている場合
この場合は、メールも一緒に引っ越しが必要です。新しいサーバーで同じメールアドレスを作り直し、必要に応じて過去のメールを移す作業が発生します。
ここで、担当者本人にしかできない準備が二つあります。作業を頼む場合でも、これは自分でやっておいてください。
- 使っている独自ドメインのメールアドレスを全部書き出す。
info@だけでなく、代表者個人のアドレス、スタッフ用、問い合わせフォームの送信用など、意外と増えています。伝え漏れたアドレスは作り直してもらえず、そのまま使えなくなることがあります - 各アドレスのパスワードが手元にあるか確認する。新しいサーバーで設定し直すときに必要になります
そのうえで制作会社には、「今使っている独自ドメインのメールアドレスを、リニューアル後もそのまま使い続けたいです」と最初に伝えてください。これを言わないと、ホームページだけ移してメールが取り残されることがあります。
GmailやMicrosoft 365で独自ドメインメールを使っている場合
この場合はメール自体はサーバー変更の影響を受けにくいことが多いのですが、油断できない条件が一つあります。ネームサーバー(そのドメインの案内役をどこが担当するかの設定)ごと新しいサーバー会社に移す場合、今のDNS(ネームサーバー)に入っているメール用の設定も一緒に移し替えないと、GmailやMicrosoft 365を使っていてもメールが届かなくなります。
このメール用の設定には、次のようなレコードが含まれます。
- MXレコード:どのサーバーにメールを届けるかを示す設定
- TXTレコード:SPF・DKIMなど、なりすまし防止や送信ドメイン認証に関わる設定
ネームサーバーを変えるときに、これらを新しい側にもコピーしないと、メールが届かなくなったり、迷惑メールとして扱われやすくなったりすることがあります。
難しい理屈を覚える必要はありません。依頼するときに「メールはGoogle(またはMicrosoft)で使っています。DNSのメール用設定(MXやSPFなど)も含めて、切り替えでメールが止まらないようにしてください」と伝えておけば、必要なDNS設定も含めて対応してもらえることが多いです。念のため、切り替えが済んだら自分宛てにテストのメールを送り、送受信できることを確かめてください。
もうひとつ、担当者でもできる保険があります。切り替え前に、今のメール設定画面のスクリーンショットを取っておくことです。元の状態が残っていれば、何かあったときの復旧が早くなります。
4. DNS切り替えでホームページが一時的につながらなくなる時間
ここも、サーバーを変えるときに起こる話です。
「このドメインのホームページはどのサーバーにありますか」という情報は、DNS(ネームサーバー)という仕組みを通じてインターネット上に伝わっています。この情報は、世界中のサーバーやプロバイダーに一時的な控え(キャッシュ)として保存される仕組みになっています。そのため、設定を変えても全体に行き渡るまでに時間がかかります。
お名前.comのヘルプ「DNS設定の変更手続きをしてから有効になるまでの期間は?」には、この控えが保持されるため、変更が完了するまでに「通常、数時間から72時間程を要します」と記載があります(2026年7月時点)。
実際には、日本国内の一般的な環境であれば数時間〜半日程度で新しいサーバーに切り替わることが多いですが、環境によっては1〜2日程度かかることもあります。
この間は、見る人によって新しい画面と古い画面のどちらが見えるかが混ざります。自分には古い画面が見えていても他の人には新しい画面が見えている場合もありますし、その逆もあります。
原因は自分のパソコンだけとは限りません。使っているルーターや社内のネットワーク、契約しているプロバイダー側にも控えが残っているため、パソコンを再起動しても直らないことがあります。自分の環境だけの問題かを切り分けたいときは、スマートフォンのWi-Fiを切って、モバイル回線で見てみてください。同じWi-Fiにつないだままだと同じ経路を通るので、切り分けになりません。
対策として、自分でできることは二つあります。
- 切り替えは週末や営業時間外に寄せる。問い合わせが多い時間帯を避けるだけで、つながらない時間の影響を小さくできます
- 切り替え直後に大きな告知やキャンペーンを重ねない。見えている人と見えていない人が混ざるので、効果が読みにくくなります
なお、制作会社やサーバー会社によっては、切り替え前にDNSの「控え保持時間(TTL)」を短くしておくことで待ち時間を縮める段取りを取ってくれることがあります。ただしこれは事前の作業なので、公開日が決まっているなら切り替えの数日前までに「公開日が決まっているので、なるべく早く反映されるよう準備してもらえますか」と相談してください。
5. リニューアルでURLが変わるときの301リダイレクトとSEO
ここはサーバーを変えるかどうかに関係なく、SEO(検索評価)とアクセスに直結する重要なポイントです。ドメイン(example.co.jp の部分)はそのままでも、その先のページのURLはリニューアルで変わることが多いです。たとえば example.co.jp/company.html が example.co.jp/about/ になる、といった具合です。
このとき何もしないと、URLが変わったページについては、検索結果や他社サイトから貼られていた古いリンクが404(ページが見つかりません)になります。そのページに積み上げた評価も、新しいURLに自動では引き継がれません。
404が増えるとどうなるかというと、
- 検索結果からそのページに来ようとした人が、エラー画面で離脱してしまう
- そのページ経由の問い合わせや資料請求が減る
- サイト全体についても、ユーザー体験の悪化として評価にマイナスに働くことがあると見られます
これを防ぐのが301リダイレクトです。301リダイレクトは、「この古いURLに来た人(と検索エンジン)は、今後はこの新しいURLを見てください」という恒久的な転送設定です。これを1ページずつ丁寧に設定しておくと、
- 古いURLにアクセスしても自動的に新しいページへ移動できる
- 検索エンジンにも「評価を新しいURL側に移してよい」と伝えられる
ようになります。
https化や「wwwあり/なし」の変更もURL変更として考える
リニューアルに合わせて、
http://example.co.jp/からhttps://example.co.jp/にする(常時SSL化・https化)www.example.co.jpをexample.co.jpに統一する、またはその逆
といった変更をすることも多いです。これらも検索エンジンから見るとURLが変わった扱いになります。
この場合も、
http://で来たアクセスをhttps://に自動転送するwwwありのアクセスとなしのアクセスを、どちらか一方に統一して自動転送する
といった301リダイレクトの設定が必要です。サーバーを変えるとSSL証明書(https用の証明書)の取り直しも必要になることが多いので、「httpsも今と同じように使えるようにしてください。wwwあり/なしはどちらに統一しますか?」と依頼時に確認しておくと安心です。
どのURLをどこまで301リダイレクトすべきか
理想は、旧サイトのすべてのURLから新しい対応先のURLへ301リダイレクトを設定することです。ただ、数百ページ以上ある大規模サイトでは、完全な一対一対応が現実的でないことも多いです。
その場合は、次のような優先順位を決める方法があります。
- アクセスが多いページを優先する:Googleアナリティクスなどでアクセス数の多い順にページを洗い出し、上位のページから転送先を決める
- 外部サイトからリンクされているページを優先する:GoogleサーチコンソールやSEOツールで被リンクがあるページを確認し、そのURLを優先的に転送する
- お問い合わせ・資料請求・商品詳細など、ビジネス上重要なページを必ず転送する
URLに規則性があり、「/news/ 以下はまとめて /column/ へ」といった一括ルールで対応できる場合もありますが、バラバラなURLが多いと1本ずつ指定が必要です。
301リダイレクトを設定しないとSEOにどう影響するか
旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定しないと、次のような影響が出ることが多いです。
- 旧URLが検索結果に残り続け、クリックすると404エラーになる
- しばらくすると旧URLは検索結果から消えるが、新URLが評価されるまで時間がかかる
- その間、該当ページへのアクセスが大きく減る
- 外部サイトからのリンクの評価も新URLに自動では移らない
一方で、301リダイレクトを適切に設定すると、
- 旧URLにアクセスしたユーザーは自動的に新URLに誘導される
- 検索エンジンも徐々に新URL側に評価を移していく
- アクセスの落ち込みを小さくできることが多い
と見られます。ただし、301を設定しても一時的に順位やアクセスが上下することはあります。URL構造の変更が大きいほど、落ち着くまでに時間がかかることが多いです。
301リダイレクトの頼み方と自分でできる範囲
301リダイレクトの実際の設定は、サーバーの.htaccessファイル、サーバーの管理画面、もしくはCMS(WordPressなど)の機能やプラグインを使って行います。やり方はサーバー会社や構成によって違います。
新しいサイトがWordPressで作られているなら、WordPress側にリダイレクト用のプラグインを入れて、ページごとの転送を自分で設定することもできます。ページ数が少なければ、こうしたプラグインで対応できることも多いです。
ただし、
- 旧サイトが静的HTMLで、旧サーバー側にまだファイルが残っている場合は、旧サーバー側(
.htaccessなど)で転送を仕込む必要があり、WordPressプラグインだけでは足りないことが多いです - プラグインにだけ頼ると、WordPress自体が止まったときに転送も一緒に止まることがあります
- 転送の本数が多い場合や、どのURLをどこへ飛ばすかの設計が複雑な場合は、自力での設定ミスが起きやすいです
といった注意点があります。
そのため、数やパターンが多い場合は、見積もりの段階で「今のページのURLが変わる場合、旧URLから新URLへの301リダイレクト設定は作業に含まれていますか」と確認しておくとよいです。含まれていない見積もりもあるので、事前に線引きをしておくと後で揉めにくくなります。
リニューアル後にSearch Consoleで404やリダイレクトを確認する
リニューアル後、実際にリダイレクトがうまくいっているか、404エラーが増えていないかは、Googleサーチコンソールで確認できます。
- 「インデックス登録 > ページ」レポート:404エラーになっているURL(検出されたが現在はインデックス未登録)などを確認できます
- 「ページのインデックス登録状態を調べる」機能(URL検査):特定の旧URLを入力して、リダイレクトの状況やインデックス状況を確認できます
もし大量の404が出ていれば、どのURLが転送されていないのかリストを制作会社に共有し、追加の301リダイレクトを依頼するとよいです。これにより、リニューアル後のアクセス減少を抑えやすくなります。
サブドメイン・サブディレクトリのリニューアル時の扱い
本体サイト(example.co.jp)とは別に、
blog.example.co.jpやrecruit.example.co.jpといったサブドメインexample.co.jp/blog/のようなサブディレクトリ配下
でブログや採用サイトを運用しているケースも多いです。
これらをリニューアルでどう扱うか(そのまま残すのか、本体サイトに統合するのか、別ドメインに切り出すのか)によって、必要なDNS設定や301リダイレクトの範囲が変わります。
制作会社に依頼するときは、
- 現在使っているサブドメイン・サブディレクトリの一覧
- リニューアル後もそれぞれをどうする予定か(残す・統合する・閉じるなど)
を事前に整理して伝えておくと、抜けや事故を防ぎやすくなります。
CMS(WordPressなど)変更時のパーマリンクとURL設計
リニューアルで、
- 静的HTMLからWordPressに変える
- 独自CMSからWordPressに乗り換える
といったケースも多いと思います。このとき重要になるのが、パーマリンク(ページのURLの付き方)です。
新しいCMSでは、
- 日付ベース(
/2026/07/31/sample-post/) - 投稿名ベース(
/sample-post/) - カテゴリ+投稿名(
/news/sample-post/)
など、さまざまなURLルールが選べます。ここで旧URLにどこまで近づけるかは、後の301リダイレクトの手間やSEOへの影響に関わります。
制作会社には、
- 「なるべく今のURLに合わせてほしい」
- 「主要なページ(サービス・会社概要・採用など)だけでも、旧URLに近い形にしてほしい」
といった方針を事前に伝えておくと、リダイレクト作業の量を減らせることがあります。
リニューアル時に確認したいURL・ドメイン・メール・サーバーのチェックリスト
ここまでの内容を、確認事項としてまとめます。作業を頼む場合でも、このポイントを自分で確かめて伝えられれば、行き違いはかなり減らせます。
- 1. ドメインの契約先が分かり、管理画面にログインできる(できなければ前の制作会社などに確認中)。ドメインの有効期限も確認し、リニューアル期間中に切れないようにしている
- 2. ホームページリニューアルでサーバーを変える必要が本当にあるのか、理由を聞いたうえで判断している。「今のサーバーのまま作り直す案」も検討した
- 3. (サーバーを変えるなら)独自ドメインメールを実際にどこで受けているか(レンタルサーバーか、Gmail/Microsoft 365か)を把握している。サーバーで受けている場合は、使っているメールアドレスを全部書き出し、パスワードも確認してある
- 4. (サーバーを変えるなら)DNS切り替えで一時的につながらない時間が出ることを理解し、切り替え日時を問い合わせの少ない時間帯に寄せている
- 5. リニューアルでページのURL構造が変わる場合、どのURLをどこまで301リダイレクトするかの方針を決めている。見積もりの段階で「旧URLから新URLへの301リダイレクト」が作業に含まれているか確認した
- 6. https化や
wwwあり/なしの統一をどうするかを決め、「今と同じようにhttpsで表示できるように」「wwwあり/なしはどちらに統一するか」を制作会社に伝えている - 7. サブドメイン(
blog.example.co.jpなど)やサブディレクトリ(/blog/など)を使っている場合、それぞれをリニューアル後どう扱うかを整理して伝えている - 8. CMSを変更する場合は、旧URLにどこまで近づけるか、主要ページのパーマリンク方針を制作会社と共有している
- 9. リニューアル後にGoogleサーチコンソールで404エラーやリダイレクトの状況を確認するつもりでいる
判断に迷ったときの進め方
途中まで自分で確認したものの、「受信サーバーの欄に書いてある名前が何なのか判断できない」「このURL変更はどこまで転送すべきか分からない」といったところで止まってしまうこともあると思います。
そういう場合は、制作会社やサーバー会社、あるいは専門家に「今こういう状態ですが、どう進めるのが安全ですか」と聞いてみてください。その際、ここまでのチェック内容(契約先・メールの受け方・URL変更の有無など)が整理できていれば、相談も短時間で済みやすくなります。
外部への依頼が必要になったときだけ、部分的に作業をお願いする形でも構いません。
まとめ:リニューアル時にドメインとURLを守る考え方
ホームページをリニューアルしても、ドメイン自体はそのまま引き継げることが多いですし、特別な事情がなければ、そのほうがSEO評価や印刷物の手間の面でも有利と見られます。
そのうえで、
- ドメインの契約先と有効期限、自分で動かせるか
- サーバーを本当に変える必要があるか
- 独自ドメインメールをどこで受けているか、止まらないようにするには何が必要か
- DNS切り替え時に一時的につながらない時間が出ること
- URL変更時の301リダイレクトと、https化・
wwwあり/なしの扱い - リニューアル後にSearch Consoleで404やアクセス状況を確認すること
といった点を事前に押さえておけば、リニューアル後のメール停止や検索流入の急減といったトラブルはかなり避けやすくなります。
どれも、契約先の管理画面やメールソフトの設定、制作会社への質問を通じて、発注側でも確認できる内容です。まず自分で状況を把握し、そのうえで必要な部分だけ専門家に頼る、という順番で進めてみてください。
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