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独自ドメインの取り方。初心者がつまずく更新料と名義の話

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クリートーク 編集部
2026年7月22日 公開 ・ 7分で読める
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ホームページを持とうとすると、必ず「独自ドメインを取ってください」と言われます。ただ、初めてだと何をどうすればいいのか、どこで取るのが正解なのかが分かりません。

先に結論です。独自ドメインを取る作業そのものは、そんなに大変ではありません。名前を決めて、空いているかを確認して、申し込む。慣れていなくても、作業自体は短い時間で終わります。初心者が本当につまずくのは、取得の作業ではなく次の三つです。

  • 取得時の料金が安くても、2年目以降の更新料はぐっと上がること
  • 制作会社に任せると、ドメインが相手の名義になってしまうことがあること
  • 取ったあとに、サーバーと結びつける設定が残っていること

独自ドメインとは何か

ドメインは、インターネット上の住所にあたるものです。example.co.jp のような文字列がそれで、この住所を頼りに、見に来た人はあなたのホームページにたどり着きます。

「独自」とついているのは、自分専用の住所という意味です。無料のブログサービスなどを使うと、住所の一部にサービス名が入ります(example.blog-service.com のような形です)。これでも公開はできますが、サービスが終了すると住所ごと失われますし、名刺やチラシに載せたときの見え方も変わってきます。会社やお店の看板として使うなら、独自ドメインを取っておくほうが安心です。

なお、ドメインは住所であって、土地ではありません。ホームページのデータを置く場所は別途必要で、それがレンタルサーバーです。両方の関係については初心者のレンタルサーバー選びで整理しています。

取得の手順

実際の流れはこうです。どの会社で取る場合も、大きくは変わりません。

  • 1. 使いたい名前を決める。お店や会社の名前をローマ字にしたものが基本です。名前そのものの決め方に迷うなら、企業名とサービス名どちらにするかを先に読んでみてください。
  • 2. 空いているかを調べる。ドメインは先に取った人のものになるので、希望の名前がすでに使われていることがあります。取得サービスの検索窓に入れると、その場で空き状況が出ます。
  • 3. 末尾(.com や .jp など)を選ぶ。同じ名前でも末尾違いで複数が候補に出てきます。選び方は後述します。
  • 4. 登録者情報を入力する。会員登録をして、氏名や住所、連絡先を登録します。ここで後述する登録者情報の公開設定が出てきます。
  • 5. 契約年数を選んで支払う。何年分まとめて登録するかを選び、クレジットカードなどで支払います。

ここまでで取得は完了です。ただし、この時点ではまだ住所を押さえただけで、ホームページは表示されません。

一番の落とし穴は「更新料」

初心者が見落としやすいのがここです。ドメインは年単位の契約で、最初に払う取得料金と、2年目以降の更新料金は別の金額です。しかも、多くの場合は更新のほうが高くなります。

ムームードメインの価格一覧には、2026年7月時点で次のような記載があります(いずれも税込・1年あたり)。

  • .com 新規取得 770円 → 更新 1,728円
  • .jp 新規取得 990円 → 更新 3,344円

.com で2倍以上、.jp では3倍を超えます。これは特定の会社が不親切というわけではなく、新規取得を割安にしておく売り方が広く行われているためです。金額そのものは会社によっても時期によっても変わるので、申し込む前に必ず「更新料はいくらですか」を確認してください。取得時の安さだけで選ぶと、2年目に思っていたより請求が大きくなります。

とはいえ、年に数千円の話です。ホームページ全体の費用から見れば小さい部分なので、必要以上に神経質になることもありません。知らずに驚くのを避けたい、という程度に受け止めてください。

どこで取ればいいか

ドメインを取れるサービスはいくつもあります。大きく分けると、選択肢は二つです。

ひとつは、レンタルサーバーと同じ会社でまとめて取る方法です。サーバー会社の多くはドメインも扱っていて、契約中はドメイン代が無料になる特典を用意していることもあります。何より、あとで説明するサーバーとの結びつけ作業が自動で済むか、かなり簡単になります。初めての方には、こちらが素直です。

もうひとつは、ドメイン専門のサービスで取る方法です。取り扱っている末尾の種類が多く、料金も比較しやすいという良さがあります。ただし、サーバーとの結びつけを自分で設定する必要が出てきます。

ひとつ補足しておきます。このキーワードで検索したときに上位に出てくる解説記事を2026年7月に調べたところ、確認した8本のうち4本が、サーバーやドメインを販売している会社自身のメディアでした。書かれている手順は正確で参考になりますが、最後は自社で取ってもらう前提で書かれています。手順の説明として読み、どこで取るかは自分で決めるのが安全です。

.com、.jp、.co.jp のどれを選ぶか

末尾の部分は種類がたくさんありますが、日本の小さな会社やお店であれば、実質的な候補は絞られます。登録のルールはJPRS(日本のJPドメイン名を管理している組織)が公開しています。

  • .com 世界で最も広く使われている定番です。迷ったらこれで問題ありません。料金も比較的安く抑えられます。
  • .jp JPRSの案内では、日本国内に住所をもつ個人・団体・組織であれば誰でも、いくつでも登録できるとされています。日本の会社だと分かりやすい一方、更新料は高めです。
  • .co.jp こちらは対象がぐっと狭く、JPRSの案内では、日本国内で登記を行っている「会社」が登録できるとされています。株式会社・合同会社・合名会社・合資会社などが該当し、原則として一つの組織につき一つです。NPO法人や一般社団法人、医療法人は .co.jp ではなく .or.jp の対象とされているので、ここは間違えやすい点です。

個人事業やお店なら .com、株式会社や合同会社として信頼感を重視するなら .co.jp、という程度の考え方で十分です。あまり見慣れない末尾は、料金が安くても避けたほうが無難です。

取得したあとにやること

ドメインを取っただけでは、ホームページは表示されません。残っている作業は主に三つです。

サーバーと結びつける。取ったドメインを、ホームページのデータを置いてあるサーバーに向ける設定をします。同じ会社でまとめている場合は管理画面で選ぶだけのことが多く、別々の場合は「ネームサーバー」の欄を書き換えます。具体的には、サーバー会社の管理画面に ns1.〜 ns2.〜 のような文字列が案内されているので、それをドメイン会社の管理画面のネームサーバー欄に貼り付けるだけです。設定が反映されるまでには時間がかかり、数時間で切り替わることもあれば、長いときは2〜3日ほどかかることもあります。切り替えてすぐ表示されなくても慌てないでください。制作会社に頼んでいるなら、この作業は先方がやってくれるのが普通です。

登録者情報の公開設定を確認する。ドメインには登録者の情報を登録する必要があり、その一部は「Whois」という仕組みで調べられるようになっています。ただし、どこまで公開されるか、氏名や住所を代わりの情報に置き換えるサービスがあるかは、ドメインの種類(.com なのか .jp なのか)と登録する会社によって扱いが違います。自宅兼事務所で、自宅の住所や氏名が出るのを避けたい方は、申し込む前に「自分の氏名と住所は公開されますか」と登録会社に確認しておくのが確実です。

自動更新をオンにする。更新を忘れるとドメインは失効し、ホームページもメールも止まります。期限が切れた瞬間に他人のものになるわけではなく、一定の猶予期間が設けられているのが一般的ですが、その間に復旧させるには通常の更新料より高い手数料がかかることが多く、猶予を過ぎれば誰でも取得できる状態に戻ります。支払い方法を登録して自動更新にしておき、カードの有効期限が切れたときだけ気をつければ十分です。

制作会社に任せる場合は、名義を自分にする

最後に、これが一番お伝えしたいことです。ホームページを制作会社に依頼すると、ドメインの取得も「こちらでやっておきます」と言ってもらえることがあります。手間が省けてありがたいのですが、そのとき登録者が制作会社の名義になっていないかを確認してください。

ドメインは、住所であると同時に資産です。名刺にもチラシにも載り、検索結果にも育っていきます。それが他社の名義のままだと、将来べつの会社に頼み替えたいときや、担当者と連絡がつかなくなったときに、自分の住所なのに動かせないという状況が起こり得ます。

なお .co.jp は、登記した会社しか登録できない仕組みのため、そもそも制作会社の名義にはなりにくい末尾です。ただし登録者が自社であっても、管理画面のアカウントを制作会社が持ったままで、自分ではログインできないという形はあり得ます。名義と、操作できる権限は別だと考えておいてください。

やることは簡単です。依頼するときに「ドメインは自社の名義で取りたい」と伝える。支払いも自社のカードにしておく。管理画面のIDとパスワードを受け取っておく。この三つだけで、あとから困る余地はほとんどなくなります。作ってもらうことと、住所を自分で持っておくことは、切り分けて考えておくと安心です。

迷ったときは

ここまで読んで、「サーバーと一緒に取るべきか、そもそも自分でやるべきか判断がつかない」と感じた方もいると思います。ドメイン選びは、ホームページを自分で作るのか誰かに頼むのかによって、正解が変わる部分でもあります。

クリートークでは、ホームページの相談をチャットで受け付けています。依頼先や予算が決まっていない段階でも、「この名前で取っていいか」といった細かい疑問からでもかまいません。

まとめ

独自ドメインの取得は、名前を決めて、空きを調べて、申し込むだけです。作業自体は難しくありません。あとから困らないために押さえておきたいのは、冒頭に挙げた三つです。ひとつめは、取得料ではなく更新料で比べること。ふたつめは、制作会社に任せる場合でも名義とログイン情報を自分の側に残すこと。みっつめは、取得後にサーバーとの結びつけ、登録者情報の公開範囲、自動更新の三点を確認すること。末尾は迷ったら .com、登記した会社で信頼感を重視するなら .co.jp を軸に考えれば十分です。

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