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初心者のレンタルサーバー選び。決める前に確認したい「順番」

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クリートーク 編集部
2026年7月21日 公開 ・ 7分で読める
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「初心者におすすめのレンタルサーバー」で検索すると、10社も20社も並べた比較ランキングがたくさん出てきます。ただ、実際に小さな会社やお店でホームページを持とうとしている方にとっては、そのランキングを見る前に確認しておきたいことがあります。

先に結論です。初心者がまず考えるべきなのは「どのサーバーがいいか」よりも前に、「自分でサーバーを選ぶ必要が、そもそもあるのか」です。ホームページを自分で作るならサーバー選びは避けて通れません。反対に、制作会社に頼むなら、サーバーは相手が用意したり指定したりしてくれることが多く、自分で契約しないケースもあります。ここを取り違えると、必要のない契約を抱えたり、あとから面倒なことになったりします。

この記事では、比較サイトがあまり触れない「発注する側」の目線も交えながら、初心者がサーバー選びで迷わないための順番を整理します。

そもそもレンタルサーバーとは何か

レンタルサーバーは、ざっくり言うと「ホームページのデータを置いておく場所」です。土地にたとえられることが多く、ホームページという建物を建てるための土地を、月ぎめで借りるイメージに近いとよく説明されます。

よく混同されるのが「ドメイン」です。ドメインは example.co.jp のようなインターネット上の住所のことで、サーバーが土地なら、ドメインはその土地の番地にあたります。ホームページを公開するには、この土地(サーバー)と住所(ドメイン)の両方が基本的に必要になります。どちらも同じ会社で借りられることが多いですが、別々に契約することもできます。

サーバーを選ぶ前に、まず確認すること

比較ランキングを読み始める前に、自分がどちらのケースかをはっきりさせておくと、無駄が減ります。

自分でホームページを作る場合

WordPress(ワードプレス。ホームページやブログを自分で作れる仕組み)などを使って、自力で作って運営していくつもりなら、サーバーは自分で選んで契約する必要があります。この場合は、あとで説明する選び方のポイントを踏まえて決めることになります。

制作会社に頼む場合

ここが見落とされがちなところです。制作会社にホームページ制作を依頼する場合、サーバーはその会社が手配してくれることが少なくありません。「うちで一式用意します」という形もあれば、「このサーバーで契約してください」と指定される形もあります。つまり、依頼するつもりなのに先回りして自分でサーバーを契約してしまうと、二重になったり、相性が合わなかったりすることがあります。

依頼する前提なら、サーバーを自分で決める前に、まず「サーバーはそちらで用意してもらえますか。それとも私が契約する形ですか」と一言確認するのが確実です。

発注する側が気をつけたい「契約は誰の名義か」

制作会社に任せる場合に、特に確認しておきたいのがサーバーとドメインの契約名義です。これは比較サイトではあまり語られませんが、あとからのトラブルにつながりやすい部分です。

たとえば、街の飲食店を営む方が、開業のときに知り合いの制作会社へサイトを任せたとします。数年たってリニューアルを別の会社に頼もうとしたところ、ドメインが前の制作会社の名義のままになっていて、移管に必要な手続きの連絡がなかなかつかず、切り替えに時間がかかった。こうしたすれ違いは、契約名義を意識していなかったときに起こりやすいものです。作ってもらうこと自体はありがたい一方で、土地と住所を誰が持っているかは別の話、というわけです。

難しく考える必要はありません。契約を始めるときに、次の三つを押さえておくだけで、後々の選択肢はぐっと残しやすくなります。ひとつ、サーバーとドメインは自分(自社)の名義にしてもらえるかを聞く。ふたつ、管理画面にログインするためのIDとパスワードを、あとで受け取れるかを確認する。みっつ、契約の更新日(いつ更新料がかかるか)を控えておく。この三点をメモして、契約前に一度たずねておくと安心です。

自分で選ぶ場合の、優先順位

自分で契約する前提が固まったら、次のような順番で見ていくと初心者でも判断しやすくなります。比較ランキングの多くも、細かい違いはあれ、おおむね近いポイントを挙げています。

  • WordPressが簡単に使えるか。多くのサーバーには、WordPressを数クリックで導入できる機能(「かんたんインストール」などと呼ばれます)が用意されています。自分で作るなら、この導入のしやすさが最初のつまずきを減らします。
  • 表示の速さ。ページが開くのが遅いと、見に来た人が離れやすいとされます。初心者が速さそのものを測るのは難しいので、プランの説明に「高速化」「SSD」「NVMe」といった、速さを売りにする言葉が明記されているかを目安にすると分かりやすいです。
  • サポート体制。初心者ほど、困ったときに聞ける窓口があるかどうかが効いてきます。ここは「対応があるかどうか」より「いつ対応してくれるか」を見るのがコツです。たとえば平日の日中しか電話がつながらないサーバーと、土日や夜もチャットで聞けるサーバーとでは、いざ困ったときの安心感がかなり変わります。
  • 料金の全体像。ここが一番の落とし穴になりやすいところです。初心者向けの共用プランは、比較記事ではおおむね月あたり数百円から千円台で紹介されることが多いのですが、その安い金額は「12か月」「36か月」といった長期の一括契約を選んだときの、月あたりに直した額であることがよくあります。さらに、初回だけ大きく割引され、更新のタイミングで割引が外れて月額が上がる、というプランも珍しくありません。月額の数字だけでなく、初期費用・契約期間・更新後の料金の三つをセットで見るようにしてください。
  • 独自ドメイン・SSLへの対応。独自ドメインが使えるか、通信を暗号化するSSL(サイトのアドレスが https で始まる仕組み)に無料で対応しているか。ここは、プランの説明に「無料独自SSL」と書かれていて、しかも設定が自動でできると案内されているかを見ておくと安心です。今はSSLに対応していること自体は一般的なので、有料オプション扱いになっていないかだけ確認しておけば十分です。

この5つを、上から順に自分の状況に当てはめていくだけでも、候補はかなり絞れます。すべてで満点のサーバーを探すより、自分にとって外せない項目から見ていくのが現実的です。

比較記事でよく名前が挙がるサーバー

個別のサービスを一つに絞ってすすめることはしませんが、複数の比較ランキングに共通して名前が出てくるサーバーはあります。実際に上位の比較記事を何本か見比べると、次のような名前が、サイトをまたいで繰り返し登場します。それぞれの立ち位置を一言だけ添えておきます(料金やプランは変わるので、最新は各社の公式ページで確認してください)。

  • エックスサーバー。運営歴が長く、法人の利用例も多い定番として挙げられることが多いサーバーです。
  • ConoHa WING。GMOインターネットグループが運営し、表示の速さを前面に出して紹介されることが多いサーバーです。
  • ロリポップ。低価格帯のプランから始められる、個人・小規模向けの定番として名前が挙がります。
  • mixhost・シン・レンタルサーバー。どちらもWordPressでの利用を打ち出しているサーバーとして、比較記事に並ぶことが多い名前です。

これは「どれか一つが正解」という意味ではなく、初心者向けとして候補に挙がりやすい定番がある、という程度に受け取るのが安全です。名前が挙がっている中から、先ほどの優先順位(WordPressの導入しやすさ、速さ、サポート、料金)で自分に合うものを見ていくと、判断の軸がぶれません。

初心者がハマりやすい落とし穴

最後に、後から「しまった」となりやすいポイントをいくつか挙げておきます。

  • 無料サーバーの割り切り。無料のレンタルサーバーもありますが、広告が入る、独自ドメインが使いにくい、容量や機能が限られる、といった制約があるものが多いとされます。試しに触ってみる分にはよくても、お店や会社の看板になるホームページには、有料プランのほうが向いているという意見が一般的です。
  • あとからの引っ越しは手間がかかる。一度サーバーを決めてホームページを作り込むと、別のサーバーに移すのは相応の手間がかかります。たとえば、最初に一番安いという理由だけで容量の小さいプランを選び、写真やブログが増えて足りなくなって引っ越す、というのはよくある回り道です。最初に極端に安いものだけで選ばず、一、二年先まで使えそうかを考えて選ぶと、この負担を避けやすくなります。
  • 更新料の見落とし。前の項目でも触れましたが、ドメインもサーバーも、契約時の料金と、翌年以降の更新料が違うことがあります。初年度の安さだけで比べないようにしておくと、あとで請求を見て驚かずに済みます。
  • 名義とログイン情報の所在。誰かに任せて契約した場合ほど、名義とログイン情報が自分の手元にあるかを確認しておくことが、いざというときに効いてきます。先ほどの三点(名義・ログイン情報・更新日)を、契約後にあらためて手元に控えておくと確実です。

どうしても決められないときは

ここまで読んでも、「自分で作るべきか、頼むべきかも含めて、まだ決めきれない」という方もいると思います。それは自然なことです。サーバー選びは、ホームページをどう作り、どう運営していくかという、もっと大きな判断の一部だからです。

クリートークでは、ホームページの相談をチャットで受け付けています。自分で作るか外注するか迷っている段階でも、依頼先や予算が決まっていない段階でもかまいません。「そもそもサーバーは自分で契約したほうがいいのか」といった、こまかな疑問から気軽に聞いていただけます。

まとめ

初心者のレンタルサーバー選びは、いきなりランキングの一位を選ぶよりも、次の順番で考えると迷いにくくなります。まず、自分で作るのか制作会社に頼むのかをはっきりさせる。頼むなら、名義・ログイン情報・更新日の三点を自分の手元に残せるかを確認する。自分で作るなら、WordPressの導入しやすさ、速さ、サポート、料金(月額の数字だけでなく契約期間と更新後の料金まで)の順で候補を絞る。最後に、無料プランの割り切りや更新料といった落とし穴に気をつける。この流れで見ていけば、専門知識がなくても、自分に合った選び方にたどり着けるはずです。

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