集客できないホームページの理由と、今日から直す5つの点検
あなたのサイトの状況に合わせて、進め方や費用感をその場で整理します。
この件を相談する「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない…」——よく聞きます。原因は“才能”ではなく、だいたい同じパターン。戦略がぼんやり、内容が他と同じ、検索から来る道がない、ボタンが見つからない。この4つです(本文でもこの順に見ていきます)。ここでは現場でよく直すポイントを、今日からできる手順でまとめます。
ホームページで集客できない主な理由はこの4つ
1. 戦略・設計が曖昧
「誰に」「何を」「どうしてほしいか」が決まっていないと、全部がフワッとします。例えば「30代女性」では広すぎ。“住んでいるエリア・悩み・購入タイミング”まで絞ると打ち手が決まります。目標数値(例:月の問い合わせ◯件、予約◯件)も未設定だと、改善が進みません。
2. コンテンツの独自性が弱い
他サイトのまとめだけだと刺さらないし、検索でも評価されにくいです。E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を意識。実際の事例・写真・価格の目安・所要日数など“自分にしか出せない一次情報”を入れましょう。更新が止まっているサイトも不利です。
3. SEOの基本が未対応
作っただけでは人は来ません。検索結果は「広告」と「自然検索」に分かれ、自然検索で上位にいくには、サイト内の整備、内容の充実、外部からの評価という3方向を、そろえていくことになります。タイトルや見出し、メタ情報、内部リンクが未設定なケースは本当に多いです。
4. 導線(UI)が弱い
問い合わせボタンが目立たない、スマホで押しにくい、必要情報が足りない。これだけで逃します。CTA(問い合わせ・予約)への道筋が画面上で迷子になっていませんか?
手を打つ前に、どこで詰まっているかを見分ける
「集客できない」で調べると、SEO、MEO、SNS、リスティング広告……と手段が並んだ記事が出てきます。ただ、手段を選ぶ前に決めることがあります。どこで止まっているのかです。ここを間違えると、正しい施策を正しくやっても数字が動きません。
詰まり方は大きく3つに分かれます。アクセス解析の数字をいくつか見れば、どれに当てはまるかはだいたい絞れます。まだアクセス解析(GA4)を入れていない場合は、まずそこからです。入っていないと、この先の判断がすべて勘になります。
- 詰まり方1:そもそも見に来る人がいない
1日の訪問者が10人前後を下回っているなら、ここです(編集部で目安にしている数字で、業種によって前後します)。この状態でボタンの色や文章を直しても、数字は動きません。分母が足りていないからです。 - 詰まり方2:来ているが、すぐ帰ってしまう
訪問者はいるのに、1人あたりが見ているページ数が1に近く、滞在時間も数十秒なら、開いた瞬間に「違う」と判断されています。 - 詰まり方3:読んでいるが、問い合わせに踏み切れない
複数ページを見ていて、料金ページやアクセスページまで到達しているのに問い合わせがない状態です。ここまで来ていれば、あと少しです。
この3つのどれにも当てはまらないこともあります。そもそもその地域にお客様がいない、電話や紹介で仕事が回っていてサイトを見る人がいない、フォームが壊れていて届いていない、といった場合です。とくにフォームは、自分で一度テスト送信して受信できるか確かめておいてください。ここが原因だと、他を何時間直しても問い合わせは1件も増えません。
ページ数と滞在時間はGA4で見られます。見方はGA4とサーチコンソールの見方の記事にまとめています。
詰まり方1のとき:何で人を集めるか
- お店に来てもらう商売(飲食、美容、整体、教室、クリニック):Googleマップを先に整えるほうが早く効きます。ホームページの改善と並行してかまいませんが、「近くの◯◯」で探している人に届くのはマップのほうです。MEO対策の始め方から手をつけてください。
- 地域を問わない商売(士業、BtoB、通販):検索から来てもらう記事づくりが中心です。ただし成果が出るまで数か月かかります。
- 今すぐ客がほしい:広告なら、出稿の手続きが済めば早ければ数日で表示されます。ただし止めれば流入も止まります。
- SNS:料理、髪型、施工前後、教室の様子など、写真で違いが伝わる商売で効きます。逆に写真で差が出ない商売では、労力に見合わないこともあります。
詰まり方2・3のとき:手段を増やしてはいけない
この2つに当てはまるなら、集客手段を足すのは後回しにしてください。穴の空いたバケツに水を足すことになります。
どのチェックが自分に効くか
次の章に「5つのチェック」を並べていますが、全部やる必要はありません。詰まり方によって、効くチェックが違うからです。
- 詰まり方1(人が来ていない):チェック2(キーワードの選び方)とチェック3(メタ情報と内部リンク)。どちらも、見つけてもらうための手当てです。
- 詰まり方2(すぐ帰る)・3(踏み切れない):チェック4(一次情報が足りない)とチェック5(CTAと不安の解消)。来た人に伝えるための手当てです。
- チェック1(目標を数字で置く)だけは、どの詰まり方でも先にやってください。やらないと、直した効果が分からなくなります。
残りをやらなくていい、という意味ではありません。着手する順番の話です。とくにチェック4の一次情報は、どの詰まり方でも最後には効いてきます。ただし人が来ていない段階でここから始めると、書いても読まれないまま時間が過ぎます。
今日から直せる「5つのチェックと手順」
チェック1:目標を“数字と期限”で置く
例)今月の目標を「問い合わせ8件」。あわせてアクセス数の目標も置くと、「人が足りないのか、来た人が問い合わせていないのか」に分けて見られます。Googleアナリティクス(GA4)で問い合わせ完了ページを「キーイベント」に設定し、週1で実績を確認します(以前は「コンバージョン」という名前だった項目です)。
やること
- 管理画面で「/thanks」など完了ページをキーイベントとして登録
- スプレッドシートに「アクセス/問い合わせ数/率」を毎週メモ
チェック2:キーワードの選び方が広すぎないか
同じ意味でも、言い方によって検索される回数はまるで違います。「web制作」と「ホームページ制作」のように、業界の人が使う言葉と、お客様が使う言葉はずれます。中小規模なら、地名+サービス+用途のように3語以上を組み合わせた言葉を狙うのが現実的です。競合が少なく、探している人の目的もはっきりしています。
やること
- 候補を10〜20個作る(例:「世田谷 整体 産後骨盤矯正」「岐阜 外壁塗装 見積り」)
- 狙う言葉ごとに「1ページ=1テーマ」で作る(まずは主要サービスのページに、詳細・料金・Q&Aをまとめて置く形で十分です。ページを増やすのは、事例がたまってからでかまいません)
- ページタイトルは「キーワード|店舗名」の順で自然に
チェック3:メタ情報と内部リンクが未設定
検索結果に出るタイトル・説明文(メタディスクリプション)が未設定だと、検索エンジンが本文から自動で文章を拾うため、意図しない一文が表示されやすくなります。関連ページ同士の内部リンクが弱いと、検索エンジンにも人にも伝わりません。
やること
- 各ページのタイトル(30文字前後)に主要キーワードを自然に含める
- 説明文(80〜120文字目安)で「誰向け・何がわかる・行動」を簡潔に
- 本文中に「詳しい料金はこちら」「施工事例一覧へ」などテキストリンクを配置
チェック4:コンテンツに一次情報が足りない
“あなたの現場の事実”が最強の差別化です。価格の目安、日数、工程、ビフォーアフター、対応エリア、スタッフの資格や実績、失敗例と対策など。
やること
- 事例の書き方をテンプレ化(依頼内容/作業時間/金額帯/結果/お客様の声)。最初は主要サービスのページ内に置く形でかまいません
- よくある質問を5〜8個用意(キャンセル料・納期・保証・支払い方法)
- 更新は月2本以上を目安に継続(短くてもOK。止めない)
チェック5:CTAが見つからない・不安が解消されていない
ボタンはスマホの親指で押しやすい大きさ・色で、各ページ下部とヘッダーに配置。問い合わせ前に不安を解く情報(対応時間、折返し目安、料金の目安、キャンセル条件)をセットに。
やること
- ファーストビューに「無料見積もり」など主要CTAを1つだけ配置
- 電話番号はタップで発信。受付時間を明記(例:平日9:00-18:00)
- フォームは必須項目を最小限に(名前・連絡先・用件の3点から)
手を動かす順番は、自分の詰まり方に合わせてください。共通の出発点は「GA4で計測できる状態にする」ことです。
SEOは「土台づくり」+「待つ」——でもやる価値あり
検索結果は、上に出るほどクリックされやすいとされています。広告は即効性がある反面、費用がかかり続けます。SEOは時間はかかるものの、上位を取れれば継続的な流入につながります。内部対策(表示速度、モバイル対応、メタ情報、内部リンク)、コンテンツ(一次情報・網羅性)、外部評価(引用・被リンク)を並行で整えるのがコツ。
導線改善の具体ワーク:トップとサービスページだけ直す
全部を一気にやると止まります。まずは2ページに集中。
- トップページ:誰向け・提供価値・3つの特徴・代表あいさつ短文・事例3件・CTA
- サービスページ:対象・流れ・料金の目安・事例・Q&A・CTA
フォーム改善のチェック(よくあるつまずき)
- 住所・生年月日など集客初回に不要な項目は外す
- 送信後は「折返しの目安」を表示(例:本日中/翌営業日)
- 自動返信メールに相談内容の控えと連絡先を記載
広告と併用する場合の考え方
前提として、詰まり方2・3を放置したまま広告を出すと、費用だけが出ていきます。サイト側が整ってから使う手段だと考えてください。そのうえで、集客を早めたいときは、自然検索を育てつつリスティング広告を併用するのも手です。広告は準備が済めば早く出せますが費用がかかり続けるので、問い合わせ単価を毎週確認し、成果の良いキーワードだけ残す運用がおすすめです。
よくある質問
次の一歩
まずは今日、GA4で問い合わせ完了を計測できる状態にしてください。そのうえで、人が来ていないなら狙う言葉とタイトルの見直しを、来ているのに問い合わせがないなら問い合わせボタンと料金の書き方を。来週、GA4の数字で変化を確認します。少しずつでも、数字は動きます。
どこで詰まっているか自分では判断がつかないときは、クリートークのチャットで相談してもらえます。1日の訪問者数と、1人あたりが見ているページ数の2つを持ってきてもらえれば、3つの詰まり方のどれかを一緒に絞り込めます。自分で直すつもりの段階でもかまいません。
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