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EC・ネットショップ制作を頼むと何ができて、どれだけ売れるのか|実例194件の実測で見る

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クリートーク 編集部
2026年9月8日 公開 ・ 6分で読める
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あなたのサイトの状況に合わせて、進め方や費用感をその場で整理します。

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「EC・ネットショップに対応する会社」を探し始めた段階で、本当に知りたいのは会社の一覧ではなく、依頼するとどんなサイトができあがるのか、そのサイトでどれくらい売れそうかではないでしょうか。この記事では、クリートークが収集しているECサイト194件の実例データと、掲載135社の公開料金、公的統計・海外の大規模調査をもとに、この2点を整理します。

EC制作を頼むと、何ができあがるのか

ECサイトの中身は、大きく「売り場」と「裏側」に分かれます。売り場は商品一覧・商品詳細・カート・決済画面です。裏側は受注管理・在庫管理・顧客管理です。コーポレートサイトとの一番の違いはこの裏側で、公開した日から「注文を受けて、発送して、入金を確認する」仕組みが動き始めます。

作り方は主に3系統あり、どれを選ぶかで費用と納期が大きく変わります。

  • ASPカート活用(BASE・STORES・カラーミーショップなど): 既存のカートサービスの上にデザインと商品を載せる方式です。小規模から始めやすく、費用も抑えやすい構成です。
  • Shopify構築: 世界的に使われるカート基盤の上で、デザインや機能の作り込み度合いを選ぶ方式です。ブランド直販で使われることが多く見られます。
  • 独自構築(EC-CUBEやフルスクラッチ): 会員ランクや基幹システム連携など、既存カートに収まらない要件のための方式です。規模が大きくなり、費用も数百万円規模になるケースが出てきます。

楽天市場やAmazonへの出店は、どちらかというと「制作」というより出店手続きと運用の話です。この記事で扱う自社ECとは別の選択肢で、両方を並行する会社も多くあります。

実例194件の実測データで見る「できあがるECサイト」

クリートークでは、掲載している制作会社の公開実績のうち、実物のサイトを確認できたECサイト194件を収集・分類しています。各サイトで何が実装されているかを機械検査した結果が、次のデータです。

EC実例194件で実装されていた要素(クリートーク実測)
問い合わせフォーム53%
Instagram連携51%
新着情報・お知らせ48%
画像スライダー42%
カート(サイト内で検出)36%
会員機能32%
電話タップ発信29%
LINE連携25%
動画の埋め込み15%
多言語対応6%
※各実例サイトを機械検査して検出できた要素の割合。カートや問い合わせフォームは、BASEなど外部サービスのページへ遷移する構成を検出できないため、実際の割合はこれより高いと見られます。

Instagram連携が51%と、問い合わせフォーム(53%)とほぼ同じ水準で使われている点が目立ちます。「サイトを作って検索流入を待つ」だけでなく、「SNSで見せてから買ってもらう」動線が主流になりつつある状況が、実装状況からもうかがえます。会員機能は32%で、リピート購入を重視する食品・消耗品系のサイトで多く見られます。

業種の内訳は、小売が71件、飲食が30件、農林水産(産直・食品)が28件、アパレルが18件、製造が18件です。食品まわりと小売で全体の6割超を占めます。以下に実例の一部を挙げます。

山田養蜂場オンラインショップのECサイト
山田養蜂場 オンラインショップ制作: ボードハウスワークス食品・大規模リニューアル
遠藤酒造場の日本酒通販サイト
遠藤酒造場制作: 株式会社一兎舎酒蔵の通販サイト
スポーツブランドアグリナの公式オンラインショップ
アグリナ制作: スタジオコンチーゴ株式会社ブランド直販・アパレル

194件の実例はEC・ネットショップの制作事例一覧で、業種やテイストで絞り込みながら実物を確認できます。

どんな結果が出るのか。正直な答え

ECサイトは、作っただけでは売上が立ちにくいと見られます。一方で市場そのものは伸び続けており、経済産業省の調査では2024年の物販系BtoC-EC市場は15兆2,194億円、EC化率は9.78%に達しています(経済産業省「電子商取引に関する市場調査」2025年8月発表)。しかし、その分だけ売り手の数も増えています。

ECの売上は「訪問数 × 購入率 × 客単価」の掛け算で決まります。Shopifyストアを対象にした海外の調査では、ECサイトの平均購入率(CVR)は1.4%と報告されています(Littledata、2023年)。つまり平均的なECサイトでは、100人が訪れても買うのは1〜2人程度という水準です。訪問数を増やすのは広告・SNS・検索対策などの「集客」の仕事で、制作会社に依頼してできあがるのは主に「購入率」と「リピート」に関わる部分です。この分担を理解しているかどうかで、発注後の納得感は大きく変わると考えられます。

実際、サイトの出来でどれくらい注文数が変わるのか

では、制作の質は数字にどの程度影響するのでしょうか。同じLittledataの調査では、平均1.4%に対し、上位20%のストアは3.2%以上、上位10%は4.7%以上と報告されています。同じ数の訪問者でも、注文数に3倍以上の差が出る計算です。

同じ集客(月1万人の訪問)なら、サイトの出来で注文数はここまで変わる
平均的なECサイト140件
上位10%のECサイト470件
※Littledata調査の平均CVR1.4%と上位10%の4.7%を、月1万人の訪問にそのまま当てはめた概算です。

この差がどこで生まれるかを示すデータもあります。50件の調査を平均した集計では、カートに商品を入れた人の70.22%が、購入せずに離脱しているとされています(Baymard Institute)。離脱理由の最上位は「送料・手数料などの追加費用が高かった」で、「アカウント作成を強制された」「入力が長い・複雑」が続きます。いずれも、送料の見せ方やゲスト購入の可否、決済手段の数など、制作段階の設計で調整しうる領域です。ECサイトの「出来」の差は、カートまわりで数字として表れやすいと考えられます。

費用と、できあがるものの関係

クリートーク掲載の制作会社のうち、EC制作の料金を公式サイトで公開している135社を集計すると、最安プランの中央値は一式35万円でした(ECサイト制作費用の実測データ)。分布は10万円未満が26社、10〜30万円が26社、30〜50万円が33社、50〜100万円が29社、100万円以上が21社と、他の種別より幅が広い傾向です。

幅が広い主な理由はカート方式の違いです。プラン単位で集計すると、BASE・STORES・カラーミーショップなどASP活用のプランは、中央値30万円前後に集まります。一方で、Shopify構築のプランは中央値98万円(集計22プラン)と、1段高い価格帯に位置しています。さらに独自カートや受注管理システムまで作り込む構成では、公開されている見積り例で350万円からというものも見られます。まず「既存カートで要件が足りるか」を見極めることが、費用に最も影響する判断と言えそうです。

もう1つ、ECサイト特有の注意点として、公開後の月額費と決済手数料があります。制作費が抑えられていても、手数料が重い構成になる場合があります。月商の想定を制作会社に伝えたうえで、制作費+1〜2年分の運用コストの合計で比較するやり方が検討に値します。

発注前に用意しておくと精度が上がる3つ

最後に、依頼前に準備しておきたい内容です。この3つを揃えておくと、見積りの精度と立ち上がりの速さが変わると考えられます。

  • 商品情報の棚卸し: 商品点数・写真・説明文・価格を整理します。商品登録を1点いくらの従量課金にしている会社もあり(実測では1商品800円という公開例があります)、点数が費用に直結します。
  • 送料・決済・配送の条件: カゴ落ち理由の1位は送料などの追加費用でした。全国一律かどうか、いくら以上で送料無料にするか、代引きやコンビニ払いを用意するか、などです。ここが決まると、カート方式の選定が現実的になります。
  • 受注後の運用体制: 在庫の更新、受注確認、発送、問い合わせ対応を誰が担当するかを整理します。運用に割ける人手に合わせて、自動化の範囲を制作会社と相談できます。

どんなECサイトになるかは、実例194件で実物を確認できます。費用の目安は実測データを、対応可能な会社はEC・ネットショップに強い会社の一覧を参照してください。「自社ECとモール出店のどちらを先にするか」「今のサイトに機能追加すべきか」といった検討段階の整理は、無料相談カウンターで行えます。相談のみで完了する形でも問題ありません。

※本記事の数値は、クリートークが収集・公開している制作実例(EC分類194件)と掲載社の公開料金(135社)を機械集計した実測値、および出典を明記した公開調査にもとづきます(2026年9月時点)。今後の集計対象の追加・更新により、数値が変動する可能性があります。

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