ホームページの文章の例文集。業種別の書き換えとページ別テンプレ
あなたのサイトの状況に合わせて、進め方や費用感をその場で整理します。
この件を相談する先に答え:ホームページの文章は「うまい言い回し」を探すより、6つの質問に自分の言葉で答えて並べ替えるのが最短です。業種ごとの直し例と、ページ別テンプレ、最後にチェックリストまで用意しました。写真選びや見積りの落とし穴といった現場の知見も要点だけ添えています。
この記事で分かること
- 白紙を埋める「6つの質問」と並べ方
- 業種別の「よくある書き方」→「直した書き方」
- ページごとに何を書くかと最終チェック
- 写真選び・見積りの注意点(現場の知見)
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その前に:文章は誰が書くことになるのか
制作を依頼しても、原稿(文章)は発注側で用意する前提のことが少なくありません。見積書に「原稿はお客様支給」と小さく記載されるケースもあります。契約前に担当範囲を確認しつつ、自分でも書く準備を進めておくと安全です。原稿が揃っているほど制作も滞りにくくなります。
白紙を埋める6つの質問
文章を書くのではなく、質問に答えてください。話し言葉の箇条書きで十分です。
- 誰のための商売か:年齢より「困っている状況」で書く
- その人は何に困っているか:最初に相談で言われる言葉を思い出す
- あなたは何をする人か:肩書きではなく作業の中身で
- なぜあなたに頼むといいのか:自分のやり方や体制という事実で書く
- いくらで、どれくらいかかるか:幅・条件つきで目安を出す(税別/税込も)
- 次に何をしてほしいか:電話・フォーム・来店のどれか1つ
この6つが埋まれば、あとは並べ替えです。埋まらないまま書くと「地域に密着し…」のような誰でも書ける文になります。
業種別・よくある書き方と、直した書き方
上の6問で直すと、こう変わります。以下は説明用の例文です(実在の実績ではありません)。
工務店
よくある書き方:「お客様の理想の住まいを、丁寧な家づくりでカタチにします。地域密着で安心の施工。」
直した書き方:「豊中市を中心に、築30年以上の家の建て替えとリフォームをしています。営業担当は置かず、設計した者が現場管理まで担当します。建て替えは1,800万円台(税込)の実績が多く、初回相談から引き渡しまではおおむね10か月です。まず、今の家の不満を10分ほど聞かせてください。」
現場の知見(見積の読み方):見積りが「ページ数」だけで出ている時は注意。TOPと同等のデザイン量があるページは工数が大きく費用も上がります。一方、プライバシーポリシーのように工数が小さいページもあります。文章量より「デザインの密度・動き(アニメーション)・機能(予約/検索など)」で手間が変わる、と覚えておくと見積りの読み違いを避けられます。
税理士事務所・士業
よくある書き方:「税務会計から経営支援まで、幅広くサポートいたします。お気軽にご相談ください。」
直した書き方:「個人事業と、社長ひとりの会社の税務を専門にしています。飲食と美容室のお客様が多く、レジや予約システムの数字を会計に取り込む形なので、月末に領収書をまとめて送る必要はありません。顧問料は月2万円(税別)から。確定申告のみも受けています。」
全部できるより「誰向けか」を2つに絞ると伝わります。
美容室・サロン
よくある書き方:「くつろぎの空間で、あなただけの髪型をご提案します。」
直した書き方:「白髪染めと、伸ばしかけの髪の扱いが得意です。最初から最後まで担当はひとり。ご新規はカット+カラーで9,000円前後(税込)、所要2時間ほど。土曜午後は混みますので、平日夕方が取りやすいです。」
整体・治療院
よくある書き方:「根本改善を目指し、お一人お一人に合わせた施術を行います。」
直した書き方:「デスクワークの方の首と肩のご相談が多い院です。初回は症状の確認に30分ほどいただき、その日のうちに施術もします。通う目安は初回にお伝えします。予約なしでも空いていれば受けられます。」
効果の表現は業態により広告のルールがあるため「治る」「必ず改善」などは避けるのが無難です。迷ったら所管へ確認を。
学習塾・教室
よくある書き方:「一人ひとりに寄り添う指導で、志望校合格をサポートします。」
直した書き方:「中学生の数学と英語だけを扱う塾です。1クラス6人までで、宿題はその場で丸付けまで済ませます。週2回で月18,000円(税込)、教材費は年に一度6,000円(税込)。体験は2回まで無料です。」
飲食店
よくある書き方:「厳選した食材を使い、真心込めてお作りしています。」
直した書き方:「昼は900円前後(税込)の定食、夜は3,000円ほど(税込)で飲んで食べられる小さな居酒屋です。カウンター8席とテーブル2卓。5名以上は前日までにご連絡ください。日替わりは当日の朝にSNSで出しています。駐車場はありませんが、向かいのコインパーキングは1時間無料券あり。」
これらは同じ骨格で書けます。基本形は次の通り。
- ①名乗り:[地域]の[誰向け]の[何屋]です
- ②引き受けていること:[よく頼まれること]を[やり方・体制]で受けています
- ③目安:金額(税別/税込)と期間・所要時間
- ④条件:席数・予約要否・対応外など
- ⑤次の一歩:最初にしてほしいことを1つ
ページごとに、何をどれくらい書くか
よくある5ページ構成での目安です。公式な基準ではなく、足りているかの物差しに。
トップページ
いちばん上の一文(看板)+下に3〜4行が本体。①を看板に、②③⑤を3行で。④の細かい条件はサービスページへ。全体で200〜400字で形になります。
現場の知見(写真の選び方):他社でもよく使われている人物画像や、デザインと明るさが合っていない写真は浮いて安っぽく見えることがあります。全ページで同じトーン(明るさ・色味)に揃える、店内や手元など自分の実物写真を基本にする、といった選び方にすると文章の信頼感も上がります。
サービス・メニューのページ
1サービスにつき、次の4点(各300〜600字目安)。
- どんな人が申し込むか(状況)
- 何をするか(専門語は言い換えを添える)
- いくらか(幅・条件つきで、税込/税別も)
- どれくらいかかるか(期間・回数・所要)
現場の知見(費用の伝え方):サービス説明に「ページ数◯枚で◯円」とだけ書くと誤解されがちです。同じ1ページでも、アニメーションや予約フォーム等の機能、デザインの密度で手間は大きく変わる。TOPと同等の作り込みページは高くなる一方、プライバシーポリシーは工数が小さいなど、ページの性質で費用感は変わります。この前提を一言添えると、問い合わせ後のギャップが減ります。
私たちについて・自己紹介
- 今この仕事で何をしているか
- なぜ始めたか(3〜4行)
- 仕事上の決めごと(例:見積り後の追加請求はしない)
- 顔写真や店内写真
年表よりも「現在→理由→約束」の順が伝わります。400〜800字目安。
お知らせ・ブログ
- 休業案内(例:12/29〜1/4休業。フォーム受付、1/5以降に返信)
- 価格改定・メニュー追加
- 電話番号・住所変更
- 受賞・取材・資格取得
半年に一度でも「動いている」ことが伝われば十分です。
お問い合わせ
フォーム上に2〜3行。「平日24時間以内に返信。営業連絡はご遠慮ください」など、返信の目安と扱わない内容を書くと送る側が安心します。
書き方で守ると読みやすくなる4つ
- 結論から書く(最初の1〜2行に答え)
- 見出しだけで意味が通るか(拾い読みで内容が分かる)
- 具体で書く(数字がなければ状況を書く)
- 中学生にも届く言葉(専門語+敬語の重ねすぎを避ける)
声に出して読んで息が続かなければ、句点で切りましょう。
よくある詰まりどころ
「書くことがない」と感じる
自分で書かず、人に話してください。家族や同僚に「うちって何の会社?」と聞き、その答えを文字に。自分の説明をスマホで録音→書き起こしも有効です。
自慢に見えるのが嫌
評価語ではなく事実だけを書く。「地域No.1」ではなく「年間◯件ほど、紹介が多いです」のように。
どこまで正直に書くか
できないことは先に出すと、問い合わせのミスマッチが減ります。「10名以上は不可」「初回カウンセリングは平日のみ」など。
他社の文章を参考にしたい
表現のコピーは避け、「何の情報が載っているか」だけを箇条書きで借り、自社の答えを入れましょう。
原稿を渡す前の最後の確認
- 社名・住所・電話が他媒体(名刺/マップ/請求書)と完全一致している
- 価格に税込/税別の表記がある
- 「詳しくはお問い合わせ」で終わる項目が残っていない
- 想定読者が判断できる材料(6つの質問の答え)が揃っている
原稿はテキストでページ別に分けて渡すと、配置の行き違いが起きにくいです。清書は不要、箇条書きでOKです。
作業中に迷ったら、その場でチャットで一緒に確認できます。いま書けている部分から整えましょう。
最初から完璧でなくて大丈夫。まずは、トップの一文とサービス1本。ここだけ書けば、公開の土台はできます。
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